112.俺、Let's Go Crazy For You だった件
(Don't Think. Feel!)
はて?
分身は何を言いたいんだ…?
俺より流暢な英語で「考えるな、感じろ!」と言われてもねぇ…。
あ、これの出どころは伝説のカンフー映画の燃えるやつです。
それで、だ。
期待されてるリアクションが「ここは誰? 私はどこ?」ってことは、ないよね? ベタすぎるもん。
素直に「アチョー」と叫べ…とか?
いやいや、素直にって言うなら、分身が話してくれるのが一番早いんじゃね?
何があったかを知ってる口ぶりだったし…。
…ああ、そーゆーことか。
合体すると分身が持ってる情報がフィードバックされる。
つまり、分身が見聞きしたことがわかる。
あれこれ考えずに、分身の記憶を見ればいいんだ…。
………。
……。
…。
おうふ。
俺…、狂戦士状態になってたのかよ…orz。
GGのG型オーラには、触れた者を狂戦士状態にする力があった。
うん。チートメタルボディを突破してるからわかると思うけど、七大罪能力の一つ、憤怒の力だ。
狂戦士状態になると、強烈な怒りの感情に支配され、相手を物理でボコることしか頭になくなる。
当然、魔法は使えなくなる。呪文を唱えたり、結果をイメージしたりできなくなるからね。
それを補う意味で、物理攻撃が超強化される。
その強化具合は、驚きの10倍以上! 青銅が白銀を倒せたり、始解が卍解を倒せたりする(かもしれない)んだ。
さらに、身についてる戦闘技能はそのまま使える。あしたのためにとかね。
しかも、睡眠や恐怖などの状態変化を受け付けなくなる。
そう。GGみたいな脳筋系にはベストマッチ!
そして俺みたいな魔法系には最悪と言っていいバッドステータス。
それが狂戦士状態だ。
そう思った分身たちは、即座に俺を正気に戻した。
ほら、1つがハッキングされても残り2つが瞬時にリカバリする某組織のスーパーコンピュータと同じですよ。
ところが、一度G型オーラに触れた者は、オーラの共鳴というか共振で、簡単に狂戦士状態にされてしまうことが判明。
ついでに、10倍になった俺の物理攻撃はGG以上だった。
さらに、分身たちは一部の魔法を使えた! 攻撃魔法はダメだけど、補助的な魔法は使えたんだ。
そこで、分身たちは魔法でサポートしながら俺をそのまま戦わせたと、そーゆーわけだ。
はい。大小の爆発痕の大半は俺の仕業でした!
いやー、我ながらエグイ戦いだったと思うは。
魔人ブ○がベジッ○をコーヒーキャンディに変えて苦戦したでしょ? ちょうどあんな感じだった。サイズは違うけど。
50センチのスーパーボールが縦横無尽に跳ね回ってGGに強烈な一撃を与える! それも、いろんなところに次々とね。
GGの超回復でも全然追いつかない。
で、最後は悪食でGGを食べておしまい。
憤怒はそれでゲットしてましたー。
えっ?
悪食は攻撃魔法扱いじゃないのかって?
対象に触れてる必要があるから、噛みつきや捕食の延長で物理技扱いなんじゃないですかね…?
ふっふっふ。ついにやりましたよ。本文1234字!
でも、いいサブタイトルが浮かびませんでしたので、そのままです。
ちな、英語部分は王子とマッドな女の曲名を足したものです(古っ!)
機械翻訳に放り込んだら「あなたに夢中になりましょう」って出ました。日本語としてギリ許容範囲…?