110.俺、こんなGGは嫌だ
突然だが、GGといえば何を思い浮かべるだろうか?
元プロやきう選手、マンガ・アニメ、ゲーム、前世紀の携帯ゲーム機、海外ドラマ。
俺がパッと思いついたのは、そんなところだ。
そして今、早急に何とかしたいGGが、俺の前に現れた。
それはジャイアントなG。すなわちGGだ。
その姿は、火星で異常進化した人型のGが、Gの着ぐるみを着たようなイメージだな。
着ぐるみの喉の部分から不気味な顔が出てて、それ相応の部分から手と足が出てる。
直立二足歩行で、着ぐるみ込みの身長は3メートル弱ってところだ。
Gパワーなる謎のエネルギーが注入されたらしい謎の物体は、謎の力で周りの氷を吹き飛ばした。
おそらく、俺が使った凍気を上回る凍気を使ったんだと思う。水瓶座のGな聖闘士が言ってたから間違いない。
で、むき出しになった謎の物体は、マトリョーシカみたいに上下に割れた。
そこからGGが出てきたってわけ。
上部を掲げてフラっぽく腰を振ってたけど、それは季節の果物でやらなきゃダメでしょ。白猫じゃないのも大幅な減点だ。
あ…、よくよく見たら、着ぐるみの足にはGが一匹づつくっついてる…。
あいつらが念話してた6匹かも。
『なあ、あの巨大な青い星、ちょっと近くね?』
『そだねー』
『ていうか、異常なほどの戦闘力を感じるんですけど?』
『あ、マジだ』
『まさか、今日の天気はあの星が原因…?』
『それはないでしょう』
『ちょい待ち。あれ、よーーく見たらスライムじゃね?』
『あ、マジだ』
『いやいや、あんな強さのスライムなんてありえないし』
『戦闘力が53万どころじゃない件』
『青い星は新星だった!?』
『八星魔王キタコレ!?』
6匹は俺に気付いた模様。
ネタだと思うけど、大先輩扱いされるのは悪い気がしない。
でも、それはそれ、これはこれだ。
やられる前に殺りますか。
『ヤバいよヤバいよ!』
『高原の魔女様、助けてください!』
『誰それ?』
『フッ、これだから老害は』
『ろ、老害ちゃうわ!』
『うろたえるな小僧ども!!』
『むっ、これは強攻策でいけということか?』
『じゃあ、さっさと逃げるし』
『『『『『異議なーし!』』』』』
クッ。
俺が攻撃する前に、6匹は姿を消した。
探知でも追尾できないから、かなり高度な転移魔法を使ったことになる。
フクザの配下、超厄介だな。
「上場!」
「!?」
おっと、GGが殴り掛かってきた。
うん。Gって飛べるんだよね~。
「常時!」
GGは空中戦が好みの模様。
両腕をぶんぶん振り回してくる。
これ、悪手なんだよね。リーチが短いから。まあ、Gにはわからないか…。
「ダウンバースト!」
俺は大気を操作し、GGを地面にたたきつけた。




