表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
109/150

103.俺、ロンギヌスを見る

 それじゃ、開幕にド派手なやつをぶっ放しますかね。

 問答無用で爆弾の雨を降らせてくるようなやつだ、正々堂々と宣戦布告してやる義理は無い!


消滅弾エクスティンクションブレット、エクスクラメーションサイズ!」


 俺は真上から特大の一撃を放った。

 うん。ちょっとカチンと来てたから、オーバーキルを狙ってみた。


「!」


 タチネズミが反応した!

 ネズミは危険察知力がメッチャ高いらしいけど、こいつもかよ…。


 駄菓子菓子だがしかし、今からかわすのは不可能だと言っておこう!

 消滅弾、カラスの大軍に使ったのよりデカいからね。


 幻の闇水晶さえ食べれば七大罪能力(スキル)をゲットできるとわかったから、消滅弾を心おきなく使えるんだぜ。


ディバイド(Divide)!』


 タチネズミが叫んだ!


 消滅弾が小さくなった!!


ディバイド(Divide)ディバイド(Divide)ディバイド(Divide)!…』


 タチネズミが叫ぶたび、消滅弾が小さくなる。


 こ、これは…どこぞの世界の白龍の皇の力…?

 何で…そんなものが…この世界に…?


 ……お前が言うなって思った人、正直に手を上げなさい。


ディバイド(Divide)ディバイド(Divide)ディバイド(Divide)!』


 消滅弾は、消えてしまった。


 ナニコレ?

 マジでセイクリッドなギア(神器)の力じゃね?

 それも、ロンギヌス(神滅具)と呼ばれてる特別なやつ。


 これも七大罪能力…だよ…な?

 天罰ネメシスを超えて作用してるから、それは間違いない。

 いったい何の力なんだ??



 まあいい。開幕の一撃が通じないのはお約束みたいなものだ。


 で、次はこれ。

 デカい一撃がダメなら手数で勝負だ。


「ロックブラスト!」


 大小さまざまの岩が、弾丸となってタチネズミを襲う。

 前後左右、全方向から迫る無数の岩。

 さすがにこれはさばけまい。


ディバイド(Divide)

「!?」


 タチネズミは光に包まれ、一瞬で分裂!

 元の大きさの無数のタチネズミに戻った!


 岩の弾丸はタチネズミたちのはるか頭上を素通り!

 攻撃は失敗に終わった。


ユニオン(Union)


 タチネズミたちは瞬時に合体。ウルトラ怪獣サイズに戻る。

 むむむ…。なんて厄介な…。



 タチネズミは俺の存在を認識した模様。

 敵意むき出しで睨んでる。


 タチネズミが大きく口を開く。

 中に五連の大砲が見えた。


「!」


 タチネズミが砲撃開始!

 ただの大砲かと思ったら、連射できるやつでした。


 砲弾はオリジナルサイズのタチネズミたち。

 人間大砲ならぬネズミ大砲ってところだ。


 タチネズミたちは爆弾に変化!

 例によって点火済みだ!


 七大罪持ちの攻撃はヤバい!

 そう直感した俺は、全方位プラズマバリアを張る。


 第一波が着弾!


 ちゅどーん! ちゅどーん! ちゅどどーーん!!


 なん…だと…!


 バリアの強度が急激に低下!

 そこに第二波が着弾!


 ちゅどーん! ちゅどーん! ちゅどどーーん!!


 バリアは消滅した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ