表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/121

31:俺の目的

 「魔王、あんただっさい服着てるよな。何だその黒い白衣に変な虫の模様があるだっさいのは。魔王ならマントとか羽織れよ!」

 「はぁ、さっきも言ったよな。お前の理想を押し付けるなって。これだから話を聞かない馬鹿は……」


 動くに動けない俺達は低レベルな煽り合いを繰り広げる。

 一応言っておくが、両者は小学生なんかでは無い。

 高校生の魔王と大人の女戦士だ。


 「ねぇねぇ、モミジ。私のリンプンを使えばあんなやつ楽勝だよ? やらないのー?」

 「うん。アイツに聞きたい事もあるからな。それに目の前で死なれたら嫌だし。絶対にやるなよ?」

 「ちぇー」


 デモンは自由に動けなくて退屈そうにする。

 正直な話、俺もただ待ってるだけなのは飽きてきた。

 何か妙案はないものか……


 「なぁー、お前。何かいい提案ない?」

 「それ私に聞くのか……まぁあるんだがな!」


 女戦士はゴーレムに右手を当てる。

 ゴーレムは溶け始め、液状となって女戦士の前に崩れ落ちる。

 その液体に左手を当てると今度は人の姿になった。

 さっきのと違うのは3メートルはありそうな巨体をぴったり3分割にしたような大きさになっている事。

 それが3体。

 この迷路にも余裕で入れる大きさだ。

 入ってくるということは俺達はもっと奥に逃げないといけない。


 「というわけで俺達は逃げさせてもらおう。俺と戦いたかったら迷路を攻略してみるがいい。」

 「いや待て待て。攻撃をするのは一つ質問してからだ」


 女戦士は俺達を呼び止める。

 別に答える必要もないのだが、俺はその質問が気になって立ち止まって振り返った。


 「何だ? 騙し討ちとかマジでやめろよ? 洒落にならんからな」

 「私がそんな卑怯な手を使うはずがないだろう。お前とは違う。私が聞きたい事は一つ。魔王、お前の目的は何なのだ?」


 何か俺が卑怯者みたいに扱われてるのが癪だが、質問は考えさせられる物だった。

 俺の目的……元の世界に戻る事だろうか。

 いや、生き残るのもそうだし、デモンやアラクネと共に魔王生活を楽しむのも目的の一つである。

 どれを答えようか……

 

 「魔王、早くしろ! ゴーレムに進撃させるぞ!」

 「答えるから止めろ! 目的は元の世界に戻る事だから!」


 急かされて咄嗟に答えてしまった。

 答えを聞いた女戦士は少し悩んだ後、もう一つ質問を投げ掛けて来た。


 「魔王、【日本】という地名に心当たりはあるか?」

 「え、知ってんの!?」

 「その反応は何かあるな」


 女戦士はニヤリと微笑む。


 ◇


 「これが新たな魔王のダンジョンか?」

 「そうだな。彼等は同盟なんぞ組んで調子に乗っている。僕達が灸を据えてやろう」

 「さ、3体1は卑怯じゃない……?」

 「うるさい、黙ってろ。それともあれか? 僕に逆らうつもりなのか?」

 「わ、分かったよぉ」

 

この三人は一体何者なのか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 殺しまくって恐怖を与えるでもなく、宝出して人呼ぶ事もせず、アトラクションも作らず何がしたいのかわからん話だな。
2021/05/22 16:43 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ