表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/121

19:魔王集会 閉幕

短め

 しばらく料理を堪能した後にアナウンスが入って来た。


 「皆様。今回の魔王集会も閉幕のお時間となりました。まもなく自分のダンジョンに転送いたします」


 魔神王が移動に使ってた黒い何かが俺を包み込んでいく。

 他の魔王達も同じような事になっているようだ。


 魔王集会は短いながらも様々な成果を得ることが出来た。

 そして中々に楽しかった。

 そんな事を考えている内に視界が黒に染まっていく。


 ◇


 「モミジー、起きろー!」


 幼い声が俺を呼び掛ける。

 この声の持ち主を俺は知っている。

 デモンだ。

 俺の顔をペチペチと叩いてくる。


 そして目を覚ます。

 パーティー会場の明るい華やかな雰囲気とは違い、暗く不気味な天井が目に写る。

 そしてその天井すれすれを毒蛾が数匹飛び回る。

 俺のダンジョンだと分かるのにそう時間は要らなかった。


 「お、起きたな! 何かお土産は無いか!?」

 「落ち着け落ち着け。ちゃんとあるから」


 カイトに貰った二つのタッパは……ちゃんとある。

 このタッパには俺の気に入ったパスタとケーキを入れて来た。

 タッパ二つをデモンに渡す。

 そしたらどこに持ってたのか分からないが、フォークを取りだし、パスタを食べ始めた。

 必死にパスタを食べている様子は非常に可愛らしい。

 

 疲れたし、ダンジョンに何かあるまで横になる事にしよう。

 この疲労感は旅行から帰ってきた時の疲労感と同じような感じだ。


 意識がぼんやりしてきて、自然にゆっくりと目を閉じていく。

 おやすみなさい……

 

一章はこれにて終了

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ