壊れる時は一瞬で
ガラス細工の様で繊細な人との繋がりは、一体どこから涌き出てくるのでしょう?
しがらみから抜け出したらそこにも私のプライベートルームがなかった。逃げ出した先には自分の答えは無いのでしょうか?
存在の証明を私は掲げて、魂はその濁流の様な流れに任せて、天を仰げば朔月の御様子。お月様は早々に御隠れになられて、ブリキの兵隊は存在の証明書を空に掲げて、「魂の権利は証明書に記載されている」と無様を晒して、「とても人間的ですね」と嫌味でも言わなければならないのだろうか?空っぽのオツムをポコポコ叩けばそれが答えであって、君達には付き合ってられんのだよ、無いものねだりほど滑稽なものは世の中早々在りはしないよ。
オモチャの抵抗によって心身共に傷付いて、ブリキの隊列に、ある一種のいたたましさを感じて、その勇猛さと申し訳なさで心が満たされて、悲しみに重みが有るとしたらどれだけの重量になるのか、馬鹿みたいだけれども想像してしまう。
ここはブリキの兵隊が存在を証明する世界。この世界ではブリキが正常で、私は異常者。彼等は世界の住民で、私はこの世界の異端者。
狂ってる方はどちら様?
鉄と油と錆の世界。安全保障の証明書。正当な存在の証明書。鉄と油と錆の、心のこもった量産型活版印刷機で作られた証明書。詰まる所、依り代がなく、されとて無から有を創る力もない。今、ここにあるものだけで存在の証明をしなければ、ブリキの兵隊は異常者で、わたしは正常者になってしまう。
紙っぺらに命を、動く理由を、ブリキではないという証明を、自分自身の存在を賭けて、無機質に世界を守っている。
ブリキがブリキでならなければいけない世界で。
適当に頭に浮かんだものを書いていたら、散文になりました。
まとめるのが苦手です。うろん気ですが、根底の意識は社会への反骨心です。