何か悩んでいるこの頃
「全ての幸せに祝福あれ!」
欠伸とともに自身の口から吐き出される空気が振動し、波を作り形成された言葉とその意味に反吐がでる。
良く分からないがこの世界は「幸せ」で溢れかえっているらしい。
僕には到底想像できないが、風見鶏達がそう言っているのでそうなのだろう。
知らない方が幸せで、多少の盲は生きるための必需品で、多少の聾唖も必須なんだろう。
言葉に形があるならそれは波状であって、耳をことごとく打ちすえて、聞こえ辛くするのだろう。
「嫌よ嫌よも好きのうち」なんてことわざもあるが、トンデモ論ではないかと思う。
肉体はリアルを体感するためのデバイスで、ネットワークを体感するためのデバイスはネットワーク機器と電磁波、そして自分の意思。
もしリアルに居る必要がなくなってしまったら、人はそのデバイスを放棄するのだろうか?
人として機能する為に必要なものは、それまでに積み重ねた全てのデータとその際に繰り返される思考ルーティンの積み重ね。感情も過去から現在までの思考ルーティンの積み重ね。それがあれば人は人たり得る。
バグこそが人間性であって、思考することこそが人間という理想の矛盾はここに有るのではないかと常々考える。
アホくさいなぁ。




