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第二章

学校から帰ってくると来客があり、誰かと思ったらネットで知り合ったネットの友達だった。


しかも、そのあと時空改変とやらに巻き込まれてしまい、そのことについて聞いているとある二人の真実を聞かされてしまった。


一体、俺の周りでは何が起こっているんだ。

 さて、「ノートの一ページ目だけは無駄にきれいに書く」というのがあるが、最近の俺にはそんなことはないね。そんなことを考えながら自転車で学校へと向かう。そういや、たつがスカイペで

「辰さん: 縦書きにするとTATUHANIX_E7がおかしくなるから辰さんでいいよ。」

 と何とも読者様と作者に優しい仕様にしてくれた。


 夏休み中になぜ学校に行くのかというと補習のためだ。というのも、七月に災害が起こって学校が四日ほど休校していたからな。終業式を四日遅らせればいいものの夏休みを四等分するかのように登校日を入れる学校を今は鬼としか言えないぜ。

 補習中は特にやることがなく、ただの暇つぶし状態になってしまった。

 補習は午前中で終わり、俺は帰路についた。


 家に着いた。が、何かがおかしい。そうだ、しけとあんぱんと埋庫がいない。前のタイムワープでこっちに来てたはずだったんだけどな。どこいったし。

 さて、今日は一日暇なので遠武方面に行こうかな。

 俺は、通学用自転車に乗り、近くの駅へと向かった。


 駅に着いたのはいいのだがローカル線なので一時間に二本か三本ぐらいしか電車が来ない。先にいつ電車がくるか確認しておいたからまだ余裕がある。前、自転車を止めている最中に電車が行ってしまったことがあるからな。

 電車が来るまでの間に遠武についたらまず地下一階に行って、たこ焼き食べようとか遠武から出て、バスとかで舞宮をぶらぶらしたいとか色々考えているうちにワンマンの電車が来た。

 電車に乗っている間もやはり暇でスマホでスカイペとか、リネとかを見たり。スカイペを見ているとたつからメッセージが。

「辰さん: Hey.」

「音色: Heyどした」

「辰さん: 例のアレだ。時空震が起きたらしい。」

「音色: ふぁ」

「辰さん: 震源は舞宮周辺。時空震の影響範囲は舞宮市街全域らしいが、音色は今どこに居るかね。」

「音色: 見事に遠武舞宮に行く電車の中だ。」

「辰さん: 正常に通信できてるからまだ舞宮じゃないみたいだな。」

「辰さん: おそらくしけがそのスマホに≪時空改変減災システム≫なのを「団体」からの命令で入れてあるはずだから、それを起動してくれ。じゃ、時空改変後。」

 ネットが切れた。ネットといっても4G回線だがな。

 さっき言われた≪時空(ryを起動しろと言われたので起動。フラットアイコンが並んだ画面が出て、その片隅に警告が書いてある。

「時空震が発生中。対策はこちら。」

 これをタップしろと。タップすると急に窓の外が暗転し、一時的に視力を失った。


 視力が回復し、スマホの画面を見ると、何やら出ている。

「時空震の詳細情報 震源[舞宮市中央区] 影響[一か月ほどの時間断層が発生] TEL[五段階中五(速やかに時空改変が必要)]」

 これは流石にやばいんじゃないか…?

 ネットの回復と同時にたつからメッセージが来た。

「辰さん: これは流石にやばいかもしれないな。俺が「団体」に入ってから、一番巨大な時空震だった。」

「音色: ふぁあ。さっき、時空改変(ryの奴で速やかに時空改変が必要って書いてあったのだが。」

「辰さん: もちろん。恐らく、今は七月になってるから音色が遠武について埋庫としけ、それとあんぱんにあったj店で時空改変を開始するみたいだぜ。」

「音色: ってことは、その三人はすでに遠武にいるってことなのか。」

「辰さん: そういうことよ。」

 しけはすでに時空改変のことを知っていたのか?

「音色: とりあえずついたら連絡すればいいか?」

「辰さん: いや、今回はしけに「団体」から命令されてるから。俺は音色に連絡することぐらいしかできん。」

「音色: 了解。」


 電車が遠武に付き、三人と合流した。

「じゃ、始めますか。」

 としけが言い、手元のタブレットを操作し始めた。しっけがタブレットの画面に映し出されているボタンを押したかと思うと急に俺たちの約四メートル以降が真っ暗になった。ステージの上でスポットライトを浴びているような感じだ。


「終わったよ。」

 しけが言った。とりあえず時間を把握したいと思い、スマホを見た。と思うと、例の時間改(ryアプリのプッシュ通知が届いていた。

「時空改変のお知らせ 実行日時[七月二十日 午後一時五十七分十三秒] 実行責任者[Siketyan] 実行許可機構[TAMV] 時空改変元[二〇一五年七月二十日] 時空改変先[二〇一五年八月二十日]」

 結局、今は八月なのか。

 さて、この後は何をしようかね。と思ったところで電車の中で考えていたことを思い出す。

「たこ焼き食べ行こうぜ。無駄においしいのよ。」

 発案してみたらすんなりと折るみたいだな。みんな乗り気だよ。

 ってことで地下一回の『たこ焼き一筋。「蛸色」』というお店につき、たこ焼き六個入りを二つ頼んだ。出来上がるまで少し時間が必要らしいので、その間にしけとかと雑談してみる。

「しっけしけ」

「にしーてあげるー」

 突然の埋庫の登場。埋庫は、結構ノリのいい奴で「ただいまーってあーの子がー言うよー」って言うと、必ず「オカエリー」と返してくれる。

 話す間も無く、たこ焼きができたみたいだ。ちなみに、たこ焼き代は全部で千八十円で、いい感じに四人で分けられたのでトラブルにはならなかった。

 たこ焼きを食べ終えたあたりで次にどこへ行くかなどを話したけど、アニメートやらドン・ホキーテ

 やら出てきてさすがにあと二時間で回るのはきついってことで、結局アニメートしか行かなかった。


 帰りの電車の中でこのまま各自、帰宅することになり、一番近い俺はほかの奴らと電車の中でおさらばした。

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