表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

習作4

作者: ひよこマン
掲載日:2015/05/28

君を遠くから眺めるのが好きだった、高嶺の花は見てるだけで幸せになれた。


君の3歩後ろを歩くのが好きだった、君の大きな背中は見ててとても安心出来た。


君の背中を押すのが好きだった、君の支えになれてる、それだけで誇らしかった。


君と並んで歩くのが好きだった、初めて君と対等になれた気がした。


君の手を引くのが好きだった、君の力になれてる、なにやらムズ痒い気持ちで胸が溢れた。


君の3歩前を歩くのが好きだった、君の指針になれてる、これ以上の幸せはない。


ふと、後ろを振り返った。君はいない―いない――いない―――いない。


君はどこに?


独りでで歩くのは寂しかった、周りに誰もいない、色の無い世界だった。


独りで歩くのが寂しかった、安心出来るあの大きな背中がどこにも無いから。


独りで歩くのが寂しかった、君を支えることが出来ないから。


独りで歩くのが寂しかった、誰もいなければ対等な存在など存在しないから。


独りで歩くのが寂しかった、誰の力にもなることが出来ないから。


独りで歩くのが寂しかった、指針となり導く相手がいないから。


段々と足が重くなる、歩く理由が薄くなる、もう諦めてしまおうか。


そんな考えに頭が埋め尽くされてきた時、ふと、後ろを振り返った。君が後ろから歩いてきていた。私の3歩後ろを歩いていた。私を追い抜こうと君は歩いてきていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ