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フォチャーストVS神  作者: 賀来麻奥
泥沼の戦い
9/31

Help and attack(援助と攻撃)

 書いてる途中に内容が1瞬で消えるといういわく付の物語。んな訳ねーか。

 フェバンダー軍の兵力は2万6600人まで減少していた。ここ連日艦砲射撃やマカドニア空軍の対地上用爆撃機より爆弾が落とされる。その成分は1次的に酸化を進ませる成分を含むものだった。それは銃砲などに命中し、マカドニア軍が来ても重砲等が打てず、自動小銃を乱射することしか出来ず、その小銃も爆撃された地点に落としてしまったらたちどころに錆びてしまう。マカドニア軍は次の日にその地点の制圧に向かうが、残っているのは錆びた金属片などである。またゲリラ戦ができるほどの樹木などがこの惑星には無い。もはや絶望しかないのか。何しろマカドニア宇宙戦闘艦隊により外部からの補給線が確保されてないのだ。戦前まで我島だったのが気がつけば餓島になりかねない状況になりつつある。「くそったれ」フェバンダー軍の兵士が冷たく体に掛かる雨が振ってくる空に向かい呟いた。


 

 神はその頃新規作戦を立てていた。「閣下、地球侵攻部隊参謀ヨーダースからの書類が届きました」「これを待っていた。早く読みたまえ」と閣下と呼ばれる人物は言葉の内容とは裏腹にゆっくり言った。「まず地球侵攻作戦ですが…A案:全部を占領するのではなく、半分を占領し、抵抗が無ければそのまま爆撃を繰り返し、降伏させる。B案:しかし激しき抵抗があれば9割以上の占領を行い、徹底的に爆撃又は、火砲を打ち込み食料や戦闘継続必需品を消耗させ皆殺しか降伏させる方法です」「降伏か皆殺しだと?どういうことだ」閣下が聞いた「はい。その時の状況に変わる可能性があるので、降伏で終わればそうして、そうでなければ皆殺しとのことになっています…」「フン。まあ人間界など触っただけで壊れる兵器しかもっていまい」と呟いた後、「予定通り"ヘルプアンドアタック作戦を発動せよ」「はいかしこまりました閣下。予定通り明日より開始します」そういうと入ってきたミラバー副大統領が退室した。

 

 その頃人間界。「よし実験成功」「ようやくここまでこぎつけたか」「ああ、これさえあればやつらにも勝てるよ」数人の研究者が語り合っている。"やつら"とは神のことである。

 人間がフォチャースト軍との強力で作成した兵器はW4F式戦車だ。

 w4f式戦車

 全長 7,7メートル 全幅3,45メートル 全高2,1メートル 重量40トン 

 武装 50口径50ミリ特別弾1基 12,7ミリ機銃単装4基  1500馬力エンジン マカドニア製特殊合金装甲 乗員3名 速力71キロ+


 となっている。この特殊弾とは只単に炸裂して爆風や破片で敵を殺したりはしない、分子を分解してしまう弾だ。そのため量が多いか少ないかで弾のサイズは変わるが余り意味が無い。

 そして口径が長ければ長いほど射程距離が伸びるのは同じだが、人間界のものとは比べ物にならない。対地・空レーダー射撃が可能だ。高速で飛びまわる神の近くに弾を発射すると信管が作動して爆発する仕掛けだ。そして直径20メートなら跡形も無く消え去る。



 その頃トライセン惑星でのフォチャースト軍は1割以上の被害を受けた師団規模以上の軍団はいなかった。つまり作戦行動に差し支える部隊はいないのだ。

 そして朝方キャタピラーの騒音でフェバンダー軍は起こされた。これはマカドニア軍んW2戦車である。W2は人間界のw4f戦車より射程距離は短いものの住み心地と弾薬量は上だった。

 まあ射程距離が短いといってもマカドニア軍は10キロ先の標的を射撃できるとか言う化け物みたいな射程を誇っている。ただ8キロ以上離れると命中率は下がる。


 「フェバンダー部隊を発見した」「射撃開始」…射撃の音がしないのはマカドニア戦車の特徴だ。奇襲を考えたものかどうか知らないが、移動音がうるさいのでそこを考えたほうがいい。



 弾が着弾した場所にいたフェバンダー軍は消え去った。跡形も無く…。


 「装填完了。撃てええぇぇ」突如、腸をえぐられるような音がした。発射音ではない。神が援軍をよこしたのだ。「くそ、護衛艦隊は健在なのにどこから入ってきたんだ」有利な状況からマカドニア軍は不利な状況に叩き落された。

 もはやこの惑星の戦いはどうなるか分からない。 

      


  

 

 

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