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フォチャーストVS神  作者: 賀来麻奥
戦いの火蓋
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オーディンもびっくり

 


 人間界で復習の雲気が広がっているとき神はフォーチャースト軍が管理していたエディタ島に上陸した。オーディン率いる3万の兵士だ。「いけエン・フラース」オーディンの声により一斉に青白い光線が兵士を襲い骨の髄まで砕き割った。しかしここに担当されていたのはフォーチャースト第13師団と98番警備隊である。フォーチャースト軍の師団で3がつくのは新鋭中の新鋭である。警備隊はその名のとおり軽装備の本格的戦闘に加えられるようなものでは無い。


 「右から神の戦車を発見」「よし9番地点の狙撃団に撃たせろ。神の戦車の後ろ装甲は神ならぬ紙装甲だからな」とある兵士の会話だ。そして言葉通りこの兵士に向かってきた戦車は急に黒煙を吐いて沈黙した。そこから神が出てくるなりそこを撃ち殺した。この時戦列で戦っていたうちの1人がガジスターだ。ガジスターは的確に指示が出せる戦略的にかなり優秀で、部下からの信頼も多かった。ガジスターの階級は少佐だ。前線に自ら出るものだからガジスター兵長などといわれるが、その分戦場の状況が分かる。入ってきた情報で駒を動かしていてもしょうがない。この様な考え方をしている。

 


 またこの島の隣に小島があるが、そこはまさにジャングルだった。が一旦我が物にしてしまえば奪い返すのは難しく、なにしろ鉄鉱石などが取れるためほしがった。

 神はそこに駐留しているフォーチャースト軍はいないのを知っていた。オーディーンはそこに50人の兵士とエンフラースを連れて進行した。

 

 まず現れたのが強敵だった。サベール・タマリンがいた。ある文献では村の兵士を1晩で血祭りにしたという…。しかしエンフラースは神の龍だ。攻撃をひらりとかわし、首に噛み付き動脈をグチャグチャにしてしまった。


 

 オーディンはこれを見て安心して「おい、警備は10人交代で半径1キロ圏内を回れ」といって自分はそこに寝転がった。


 

 黒き空に月無し。こういう夜は何かが現れる。そして黒き生物は神の兵士から赤い血を出させていった。「うぎゃああ」ただならぬ事態にオーディンは目を覚ました。


 体が叫んでる。逃げようと。あわてて翼を広げそのものの姿を見つけようとした瞬間。エンフラースがボロキレになった。「…嘘だろ」オーディンは驚愕した。エンフラースは神のなかのドラゴンの中で1番強い種類だ。それがいま一撃で。


 翌日神は撤退した。オーディンはショックから立ち直れなかった。

 フォチャースト軍は訳があると思いアノ島に近づいた。高貴な龍の尾と血痕が残ってる。尾のみを残す龍は神の龍であり、しかもSSランクであることを俺つまりガジスターは知っていた。


 俺はこういった。「オーディンもびっくり」一同に笑いが起こった。


 この名言は新聞にも大々的に取り上げられた。


 神は初めて敗北的な思いをしたのである。

   

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