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フォチャーストVS神  作者: 賀来麻奥
戦争の終結
31/31

最終決戦

 今回で最終回となります。

 ボンボン王国は 人間界に配置されている軍を除き戦闘行為を中止させた。このころ神の方でも戦争が終わろうとしていた。

 

 

 愛用の拳銃トルネード・マリーン V3をもってミーダスが向かったのは大統領の下だった。ミーダスは自分の直轄部隊3名を抜粋して向かっていった。

 トルネード・マリーンとは海軍でも使用できるように(といっても海軍をまともに持っていないのだが)拳銃で湿気に強く故障は無く、弾道性能は非常によく反動が少ない。プラスチック9パーセント使用で軽くそれでありながら剛性があり、携行弾数は12発で有効射程距離は500メートルだ。エネルギー吸弾式という神の独特の技術を持した空気中より水素を吸収するというものであった。小さいながらも破壊力は相当なものである。弾はVの後についた数字がそれを示す。0,4~3までがある。ミーダスが持つのは最高クラスのV3である。この大きさなら掃討の威力である。この拳銃の欠点は冷却時間を要するということである。さらに弾丸を熱する時間がいる。すべて水素爆発の原理を利用するためである。



 その選りすぐりの兵士は装填がはやいV1を持っていた。


 大統領の家は139名のSS戦闘護衛兵に囲まれている。主要部には防弾ガラスと耐電、耐熱壁や電磁妨害システム、自動射撃システムなどの侵入者に対する攻撃、防御は最高級のものであった。



 しかしミーダスはその大統領邸に入った。実は数時間前に大統領より来るように手紙が送られていたのである。その許可書をみせると3人の部下も許可され大統領邸に入り込んだ。


 大統領は例の部屋にいた。そして部屋に入るには8人の兵士がいる前で武装を解除してから入ることとなっている。

 ポケットの中に入っている拳銃を取り出しいきなり8人の兵士に対し発砲した。3発で5人が死んだ。3人は反射的に物陰に隠れ応戦しようとしたところ3人の部下により射殺された。

「いくぞ!」ミーダスは大統領を殺しに来たのだ。この狂った戦争を終結させるために。そして大統領のへに入る。大統領はガラスケースの前で静かに拳銃を取り出し銃口を向けてきたがこちらのほうが早く頭を吹き飛ばされた。ガラスが血に染まりながら割れた。


 近くの書類も血しぶきで赤いラインを引かれた。

 

 

「計画は成功した。3人は逃げてくれ!時期に敵が来る」その時廊下のほうより足音が聞こえた。

「もう遅いです。最初から死にに出来てますから」と1人がいいドアを閉め鍵をかけて近く書類を蹴り飛ばしてドアをふさいだ。

 ミーダスはフッと笑った。そして小瓶を取り出し書類棚に中の液体をぶちまけた。さらに円形状のものを出した。大きさはピンポンボールほどだ。2人の部下がドアの前に立って1人は部屋の置くに向かっていった。

 ドアはドンドンと衝撃を受けている。硬い高度を持っている扉にしたため逆に兵士が入り込めないという結果になっている。


 ミーダスは近くにある書類にふと目をやった。

 "A0032-W49極秘"。なんだろうと思いページをめくると次のような文章が現れた。

 "マカロンジョロ大統領依存システムの指示通り戦闘行為を実行するに付いて。

 1、人間界に戦闘行為を実行し実験生物体の研究場所とし、敵の部隊をそこに送れるようにする。

 2、以上について多大な被害を受けても現役兵士(予備軍は含めない)の6分の1以上の損害が出た場合は作戦を中止する。

 3、なるべく焦土化せず実験体の進化を促進すべく環境を残すこと。

 4、人間界戦闘行為の前日にフェバンダー、ボンボン、フオチャースト各国に対し戦線を布告せずして奇襲せよ。戦闘能力を喪失させ彼らの人間界に対する行為を停止させ、できれば降伏させよ。

 5、…"


 


 読んでいて恐怖と疑問を感じた。人間界に侵攻した理由は"実験体"をそこで成長させ敵軍を何らかの形で送り出し"実験体"の餌にするつもりだったのだ。


 実際に実験体デストロイ・オブジェクト・クリーチャーの開発は小耳に挟んでいた。ある実験部隊が開発しているロボットのような目的を達成させるだけの思考しか持たず、自己回復機能を持つ生物を作っていると。

 要するに既に形に出来ているのであろう。


 

 疑問とは…マカロンジョロ大統領依存システムとはなんなのか?マカロンジョロ大統領とは6代目に当たる大統領で奇抜な政治や軍事を指揮して一気に巨大勢力に増強させた偉大なる者である。

 それの依存システムとは?


 ドアが壊れる音、銃声が耳に入りながらもその言葉の意味を検索していた。


 「閣下!」横から声が聞こえた。先ほどから部屋を物色していた兵士だ。

「ここに隠し部屋のようなものが… 」

「何?どこだ」


 見るとなるほど頑丈そうなシャターを備えた狭い入り口がある。耳を傾けたたいて見る。ドアの外で起こる音に気をとられずにしっかり聞き取った。中に空洞があるの分かる。


 開けてみた。するとまた扉のようなものが力をこめると少しだがあいた。

「いって確かめて来い」

「はい」部下が中に入る。


「閣下、あと1分30秒ほどで破られます」

「そうか。そこの机も使え」なぞの液体をかぶった机を2人がかりで押す。ミーダスは大統領の死体にも指差した。大統領も哀れドアの前に投げ込まれた。


「閣下!中はコンピューターがあります。マカロンジョロ・コンピューターと書かれています」ミーダスはうすうす気づいていた感があたったため少し顔の筋肉を緩めた。


「もう破られます]

「みな中に入れ!」隠し扉を開けてミーダスは指差した2人の部下はすぐ穴に入り込んだ。ミーダスは指で合図をした。

 部下は礼をいった。

 「私くしどもは閣下の配属部隊で幸せでした。この作戦は成功です。最終結果が知れないのが残念ですが…。ありがとうございますた」ミーダスはうなずき扉を自ら閉めた。


 すると大統領室の扉が飛ばされた。どうやら対戦戦車用砲弾でも使ったらしい。ミーダスはピンポン方サイズのものを投げた。


 それは爆弾であった。起爆装置を持たないため拳銃の残りの弾をすべて打った。4発が大統領の机にぶっ掛けた高密度燃料に引火した。そしてそのまま爆弾に点火した。


 1秒後…すさまじい爆風が廊下を付きっ切り大統領室の拳銃なども暴発し部屋のものが瓦礫と変わりいき兵士が次々倒れた。対戦車砲も爆発を引き起こした。外からの攻撃を受けないために頑丈に作られていた大統領室はボロボロとなり兵士とミーダスを木っ端微塵にしてしまった。


 3人の部下も部屋の状況を察して合図されたとおり大統領システムを破壊した。このコンピューターがすべてを決めていたのだ。この狂った戦争も。例の書類を次期大統領と望んだチェリースバランザムに送信して互いに拳銃をこめかみにあわせ自殺した。



 指揮力を喪失した神をチェリースバランザムが収め1日が立った。フォチャースト軍、人間界の攻撃宣言を撤回して、兵士を引き下げた。


 神はチェリースバランザムを大統領として平和を歩みだした。



 一方のフェバンダーは同盟を撤回されてフォチャースト軍の攻撃宣言が継続されていたため総力をあげた宇宙戦闘を開始したが戦果はあがらなかった。 

 そして数日後に本土惑星を砲撃され降伏した。民主主義共和国となり武器は40年の製造が取りやめられた。


 人間界、フォチャースト、ヘェバンダー、神は平和を手にしたのであった。


 不安を残しながら…。


 フォチャースト帝国はこういう。

 よこしまなる平和は戦争より悪く、見せ掛けの平和は新たなる戦争呼ぶ。みよフェバンダーを彼らは脅威の爆弾を開発できる。みよボンボン王国を最後になってなぜ停戦した?


 


 そして100年時を越えて再び起きた戦争は人間界を巻きこむことはしなかったがフォチャースト帝国、フェバンダー民主主義協和国、神、ボンボン王国をほぼ全滅させ焦土させてしまった。


 理解しきれないものは滅ぶ道にあるのだろう。人間はそういい自分たちでも起こっている戦争を不安そうな目で見ているのであった。

 とりあえずこれで終了とさせていただきます。まあ打ち切りの理由としては人気がないのが一番です。もうひとつの理由としては作品のストーリー作成に難しいところがあったためです。


 このような知らない物を仮想上でつくりそれを戦わせるというものに対して知識はなく、本も読んだことがないため(ほとんどノンフィクションかちょと改変したもの)あやふやになってしまったわけです。


 100話構成でしたが32話で完結させてしまったので少々ところどころ飛ばして(20話作成時には既に70話完結に縮小しており、25話以降はもうそんな気でしたのでだいぶ飛ばした)無理があったかもしれません。


 読んでくださった方々はありがとうございました。

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