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フォチャーストVS神  作者: 賀来麻奥
戦争の終結
30/31

終焉への道

 人間界の情勢はますます悪化していった。B地区はズーム・アタッタク・アップ戦法により思うような戦果をあげられなくなっていた。しかし戦闘能力はB地区はかなり高い。

 スターランスやボンボン王国の抜刀隊の死に物狂いの攻撃により神は13名の死者を出していた。さらに光化学的迷彩服により奇襲攻撃が出来た。光化学的迷彩服というのは人間界が独自に作り出したもので、背後にハイビジョン映像を表示できるようにできており前についている装置で500種類の地理の選択が出来るため匍匐前進しながら進むことにより上空から発見されにくかった。電源は振動を利用したもので動けば動くほど発電できるというものだ。またB地区の電気の現在62パーセントはこの方法を利用して発電している。


 しかしB地区の地下陣地の数は少しずつ数を減らしていくのだった。神は高性能戦闘能力機であるレーダーガンなどで人間界守備群を圧倒していった。


 G地区はスターランスによる執拗な攻撃を受けていた。四方八方からスターランスが飛んでくるのは珍しくなかった。神はスターゲリラと呼び先日艦砲射撃を行い地上に巨大なクレーターを作った。

 

 E地区は神による包囲戦法を利用した。個々に別れている部隊は神により包囲戦法によりじわじわ追い詰められた。しかし"シファー機械化コマンド"により機動的な奇襲攻撃を受けER=3装甲車で攻撃をするなりどこかえ逃走しロケットランチャーや無音機銃で攻撃しながら逃げた。ER=3装甲車で攻撃をするコマンド部隊に電磁砲を放ったが特殊コーディネートがなされているものには聞かなかった。通常榴弾が一番効くのだが見たにかかわらず頑丈なのである。


 神の進行は恐ろしいほど進まず人間界の戦闘応用力の高さを知った。


 さらにA地区からW4F戦車が200輌も輸送されたためE地区にはW4F戦車も集中運用できるようになっていた。



 神の参謀ヨーダース(ヨーダスというのが通常名称だが軍部ではこちらとなっている)は戦況が思わしくないことに頭を悩ませていた。戦闘能力が圧倒的に違うため数などいても人間など触った瞬間消し飛ぶような脆弱な下等生物のようにしか見ていなかったのである。


 副大統領ミーダスはどうして大統領が人間界を執拗なほど攻撃するのかが理解できなかった。大統領はフォチャーストが攻め込んだ後一度変わったという話を聞いた。しかし知らない。

 副大統領は大統領がどういう風に暮らしているか分からなかった。というのも大統領というのは誰の目の前にも現れたことが無いのだ。つまり大統領らしきことを副大統領がしているのだ。

 大統領は実際家にいて指示を出すだけの最高司令官であり大統領ということは何もしていないのだ。


 副大統領ミーダスは人命をかなり気にかけるものであった。しかし同時に悪人は抹殺するというひねくれ者だった。ミーダスはこう紙に書き部屋を後にした。"ひねくれ者はこういった「殺せ」と。このひねくれ者を殺す。それが私の使命だ。そうすると私もひねくれものだ。やはり殺さなくてはならない。次の大統領はチェリースバランザム君だ"愛用の拳銃トルネード・マリーン V3を用いて大統領の下へ向かっていった。


 ボンボン王国はこの日突如として戦闘行動を中止した。それどころかフォチャーストとの同盟を凍結し、フェバンダー・神に対する防衛戦闘を除く戦闘行為を中止した。


 

 神はこの行動を全く予期していなかった。ボンボン王国にいる偵察軍も軍事行動を中止するという報告が大々的に流されているという。


 次回最終回。打ち切りですよ。

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