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フォチャーストVS神  作者: 賀来麻奥
安定せぬ戦局
23/31

フェバンダー【総力戦政権】の台等

「茶を飲む暇があれば働け!遊ぶ元気があるなら軍隊へ!捨てるなら提供せよ!贅沢はするな!総力戦だ!我独立のために!正義のために!」フェバンダー王国の【民間主義政権】(=民間の暮らしを極端には束縛せずに、今ある兵力で戦おうとする政権)が折れて【総力戦政権】(=暮らしを圧迫してでも勝利を勝ち取り、その勝利により今まで以上に裕福にしようとする政権)へ変わった。

 これにより軍の需要物資の実に40%が民間よりまかなえることが出来た。民間人が多いために出来たことだ。不足気味だった機械化軍も増強され徴兵が各地より今まで以上に盛んになり15パーセントが増えた。そして徹底した検査による優秀な指揮官へ訓練しその中からの選抜。


  

 神は本土の混乱がようやく収まりつつあったが民間からのひどい戦争反発で一部の地区ではデモ隊と警備隊の衝突が見られた。が、それはあくまで"一部"の話であり、ほとんどの民衆は早く勝ってくれというものであった。

 

 

 フェバンダーの攻撃目標はボンボン王国であった。しかしやはりそこで邪魔となるのがトライセン惑星である。

 トライセン惑星での敗北のためフェバンダー王国はいきなり劣勢に追い込まれてしまった。あんな惑星消えてしまえば…。そうか消せばいいのか。作戦参謀長ののゴードンは1人部屋の中で笑った。


 

 フ式試作惑星破壊砲弾…フェバンダー軍が最終兵器として作成していた試作爆弾である。目的は名前どおりで直径6400000kmなら破壊できる。(6400000kmとは地球の半径より少し長い)

 しかしこれを打ち出す砲を搭載できる宇宙船が開発できずまた弾道性能といいまったくいい加減なものだ。おまけにコストが高すぎるため正式に開発されなかった。


 しかしこのフ式試作惑星破壊砲弾は処理すら難しいためかなり厳重な場所におかれていた。総力戦政権となった以上はコスト面を今まで以上にとってもかまわない。開発員が再びこの砲弾に目を向けたのは言うまでもない。結果として1ヶ月で1000000kmまでなら破壊でき弾道性能も前回より命中率が全体的に0,2%から14%に向上した1式惑星破壊砲弾が完成したのだった。さらに砲弾が小型にされたことによりこれを発射する砲を搭載する宇宙船を今の技術でも作成できる。


 そして遂に1式惑星破壊宇宙砲艦としてその恐ろしい砲弾は宇宙での使用が可能となったのである。1式惑星破壊砲弾の飛距離は96000光年で将来的にはこれを越す砲弾さえ出来るだろう。


 

 マカドニア月で7月4日にトライセン惑星を破壊のため1式惑星破壊宇宙砲艦が百隻、宇宙戦闘艦が2隻トライセン惑星に押しかけてきたのだ。


 トライセン惑星はどうなる?ここにフェバンダーの恐ろしい破壊弾は使用されるのか?

 チハタンってかわいいよね。

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