抜刀戦争
剣で戦う時代はもう過ぎたのだろうか?そうではないらしい。
エディタ島を覚えているだろうか?オーディンのドラゴンエンフラースが死ぬこととなった戦いの島だ。ガジスターが指揮している横のジャングル島にフェバンダー軍の抜刀隊と第49連隊が侵攻していた。
ガジスターはこれを確認した。
エディタ島の第13師団の砲撃が始まった。しかしジャングルが生い茂りあまり効果がなかった。逆に木々の間から向こうが射撃をしてこちらの損失のほうが多くなっていったため作戦を中止した。
ジャングル用に特化された対ゲリラ用の700人がいるが、むこうはその4倍以上いるらしいから無駄だろう。おまけに一応上陸用の船に乗る必要性があり途中で撃沈されたら終わりだ。
ガジスターは本国に航空支援を要請した。空輸作戦である。
2日後 敵部隊が陣地作りに専念しているときフォチャースト軍のgk-2(速度480キロ 定員20人 30ミリ機関砲×8【後方2 前方2 左右2丁ずつ】)が300機も上空に飛来した。
抜刀隊3000名と対ゲリラ戦闘部隊3000名が上空より降下してきた。広さ700平行キロメートルある島に機関砲が打ち込まれ、いっせいに対ゲリラ戦闘部隊が小型爆弾を投げ捨てた。
そして対ゲリラ用部隊は拳銃を取り出した。大木が邪魔で自動小銃やライフルがまともにつかえないのだ。
抜刀隊は99式短剣を使用している。とにかく視界が悪く長い武器は使いにくく強力な火砲でも木々に阻まれてしまう。
フェバンダー軍は2900名の抜刀隊と2000名の連隊で上陸していたが、抜刀隊200名が死亡し、連隊も100名ほど死傷していた。
フェバンダー軍は敵が降下していた情報を入手していた。
1日後血戦が行われた。フェバンダー軍の歩哨と敵捜索隊の部隊が衝突し仲間がかけつけ乱戦となった。金属の擦れる音がし赤い血が流れた。
そのころ人間界では神の無差別爆撃が全地区に行われていた。ただA地区は唯一防空戦闘で勝利をあげていた。
乱戦が続く中神はあるひとつの決定を下した。