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フォチャーストVS神  作者: 賀来麻奥
泥沼の戦い
11/31

トライセン惑星占領

 神が人間界に総攻撃を仕掛けたとき、フォチャースト・マカドニア両軍はトライセン惑星での戦いに終止符をうつべく、フェバンダー軍に総攻撃を仕掛けた。


 マカドニアW2戦車が正面から軽装備隊が右翼担当、歩兵2万が左翼となっていた。


 フェバンダー軍は神からの補給があったものの包囲されているのは変わらないのだ。実は神のほうはトライセン惑星にこれ以上の派遣はできないとして、事実上放棄していた。

 ここで大部隊を送り込むと人間界の争いの動員数が減ってしまう。


 〇二四〇 フェバンダー軍は2万4000人のうち武装や精神的患者の数も増えたため事実上動かせる兵力は2万にも満たない。神は200名以上いるが疲弊しているようだ。

 そこで軽装備部隊がフェバンダー軍の陣地内に侵入。その数36名。またその他の部隊も陣地の近くや入り口が見渡せるところにいた。軽装備といってもスナイパーなどはいるため結構な火力は持っている。おまけに口径は30ミリで無音銃口取り付け型装置をつけることにより発射音を軽減できる。


 〇三〇〇 「突撃」マカドニア侵攻部隊隊長グエツア・マカドニアが低い声でズシンと地響きを思わせる感じで言った。


 例のW2戦車が戦線を突破していく。さらに左翼から歩兵部隊がなだれのごとく押し寄せてくる。フェバンダー軍はあわてて戦闘状態に入った。しかし重火器が不足している。そこにマカドニア戦車が塹壕や谷底めがけて撃ちまくる。

 そこで神が上空を旋回しだした。戦車部隊を引き付けるために必死に攻撃を続ける。陸上では左から歩兵が突き進む、それを行かせまえとフェバンダー軍が押し戻そうとする。左翼にフェバンダー軍は1万ほどの兵力を集中させていた。

 「よしこのまま右翼の部隊も進んでマカドニア軍を逆包囲させよう」とフェバンダー軍少将が無線員に言った。「右翼部隊は敵の後ろに回りこみ包囲せよ」


 〇三五〇 「夜間照準機とは便利だ」右翼陣地にはスナイパーが多数潜んでいた。そしてフェバンダー軍が陣地から飛び出そうとしたとき引き金を引いた。一気に10人が撃った。地下陣地の入り口で数人がもんどりうって倒れこんだ。また内部でも破壊工作が行われた。地下陣地でいままで倉庫に隠れていた36名はもっていた小型小銃を前に向け倉庫に入ってきた兵士をなぎ倒し地上に向かいつつ攻撃をし続けた。


 「ことら右の地下陣地入り口敵スナイパーの攻撃により侵攻不可能」「こちら第5番倉庫敵工作員により炎上している。また第4番倉庫も燃えている」地下陣地とはいえ谷に繋がっている陣地だが、なんいせよ換気が難しい。そのままガスで倒れるも者が続出した。


 〇四〇〇 地下工作部隊は別入り口から4名が奇跡的に出てきた。が、そこにはフェバンダー軍がいた。「おまえらのせえか!!」フェバンダー軍上等兵のアキカミラ・オトヤは機銃を乱射し2人を殺した。そこで、弾が切れた「糞!弾がない!!」気づいたときには遅かった。ナイフがアキカミラ上等兵のはらをえぐった。その場にはこの上等兵以外のものが4人いた。

 マカドニア兵士は1人の銃を蹴り飛ばし右にいた兵士の腹を思いっきり殴った。もう1人はナイフを投げ1人を殺し、もう1人と取っ組み合いになった。銃を蹴飛ばされた兵士はそのまま首の骨を折られた。

 取っ組み合いになっていた兵士も負け、そのまま腰にかけていた拳銃をとられ1発の弾により死んだ。

 又その場でもがき苦しんでいたもう1人のフェバンダー軍も頭に拳銃弾を喰らい死亡した。



 〇四三〇 マカドニア戦車部隊はほぼ壊滅したが神は全滅した。左翼方面は優位だったが予備が後方から送られると谷の陣地に撤退した。

 フェバンダー軍は既に3000名以上が死亡し、負傷者は7000名を追いそこらにのたうちまわる兵士がいた。マカドニア軍はそれをトラックではねながら進んだ。


 〇五〇〇 入り口という入り口にマカドニア軍は持っている爆薬などで埋め谷底に十分な攻撃をした。また宇宙警備隊からの攻撃も行われフェバンダー軍の陣地は崩壊していった。



 〇九〇〇 4時間にも及ぶ射撃でマカドニア宇宙警備隊は非常用の弾薬以外を全て打ち尽くしたため射撃を停止した。そこに1万人のフォチャースト軍が進んでいった。



 〇九四四 制圧成功



 その次の日フォチャースト帝国にトライセン惑星完全占領の報告が入った。


 その頃人間界では神が空中兵器で人間界に空襲を加えていた。果たして人間界の運命は。

 トライセンを惑星を捨ててまで人間界を占領する価値はあるのか?

 フェバンダー軍は劣勢に追い込まれる。

 フォチャースト軍も兵站の問題で一時期動けない。

 果たしてこの戦争の行き先は?

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