序
新作品です。
敵をただ殺す兵器が町を行進していく。神を殺すためひたすらマカドニア帝国を行進していくのだ。
そう、兵器はただ相手を殺すために生み出されたのだ。兵器名はフォチャマカドニアVEーⅠ型というらしい。格闘戦を可能とし、なおかつ20センチ砲が装備されているアンドロイドだ。
==神の襲撃==
それはイキナリやってきた。町の屋根が吹き飛んだ。火薬のにおいが当たりに立ち込める。もうもうと煙が立ち上る。いきなり国籍不明の国から襲撃を受けた。フォチャースト軍が対空戦を開始した。
しかし空には敵がいない。そう地上からだ。「なんだ敵はもう上陸して来てんじゃねーか」フォチャースト軍の兵士が叫んだ。その兵士は突如頭を打ち抜かれた。
「敵は現在首都に向かい進行してきています」ここは戦略指揮皇党だ。ここで敵の動きを察知し作戦を立案指揮を取るのだ。「敵の規模は?」マカドニア軍最高指揮者 キング・マカドニアが言った。
「1個師団であります」「何故1個師団程度も食い止められんのだ」キングマカドニア総統が怒鳴った。「それがフォチャースト軍の兵士では太刀打ちできません」ここで整理しておこう。フォチャースト軍は国民防衛のため編成された組織で、マカドニア軍はエリートがかき集められた総統の命により動く兵士達で、マカドニア軍1人でフォチャースト軍10人に匹敵するといわれている。
「役立たずのフォチャースト軍め、第3マカドニア軍を迎撃に向かわせろ!!」「了解」要塞のような兵舎からマカドニア軍があわただしく駆け出した。
「偵察部隊より入電。100キロ前方でフォチャースト第3師団が壊滅。敵は依然として強大な火力で向かってきます」「よしそこを攻撃するぞ」マカドニア戦車W2が100輌向かっていった。
その侵入者は自らを神と名乗った。
彼らは数時間後マカドニア第3軍下第3戦車師団・第2歩兵師団及びフォチャースト軍残党により包囲殲滅させられた。
「捕虜を連れてまいりました」「よし通せ」とマカドニア第3軍隊長グエツアマカドニアが言った。
捕虜が入るなりグエツアは「貴様の国名はどこだ、何の目的でここに来た」その捕虜は言った「俺達は神さ。貴様らゴミ共を殲滅させるためにここにやってきたんだよ」「ほおゴミとはずいぶんないいようだ。貴様らはそのゴミにやられたわけだが」「ゴミを駆逐して神の栄光を図るこれぞ神の未来図だ。そうお前みたいなウジ虫がいない世界を望む」堪忍袋の緒が切れたグエツアは薙刀を取りフンと一刀両断にしてしまった。
「神か・・・こいつは面倒だ」グエツアは言った。全てはここから始まった。
一方的な奇襲を受けたフォチャースト帝国は神に対し宣戦を布告した。しかしそれには幾分か時間を戻す必要性がある。
まずは総統暗殺事件だ。
ご愛読ありがとうございました。