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異世界に来てしまった私は気が付いたらドラッグストアをひらいていた。  作者: ありえ


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66 設定?

 レベルアップ確認が終わり、ホーム画面に戻ると知らないアプリがある事に気が付いた。

 いつ追加されたのかは分からないが、この世界に来てしまった時には無かったアプリだ。

 そのアプリは□設定□だ。

 とりあえず見てみよう!


□設定□

 一部の【魔道具の設定】を変更出来ます

 また中に入っている物の確認が出来ます


 魔道具の設定を変更出来るらしい。

 隅付き括弧の文字がタップ出来るようになっていたので更にタップしてみる。


□魔道具の設定□

・収納バッグ

・エコバッグ

・化粧ポーチ

・食品ボックス


 現在はこの4つが表示されていたので順に見てみると、収納バッグはエコバッグと紐付けされているが共有する範囲を決めることが出来るようだ。

 次にエコバッグは持ち主や使用者の設定が出来るようで、記名した人以外にも使う事が出来るようだ。

 化粧ポーチや食品ボックスもエコバッグ同様持ち主や使用者の設定が出来る。更にこの2つは置き場所指定も出来るようだ。

 とりあえず試しに、化粧ポーチの置き場所指定をしてみる。

 自室の机の上に置き、スマホを操作し置き場所指定を選ぶ。

 その場所で持ち上げることは出来るし多少の移動は出来るが設定場所の約1m以上離れようとすると化粧ポーチが止まり引っ張ってもその範囲から出られなくなるようだ。

 手を離してみるとその場に落ちるがその決まっている範囲からは出すことが出来ない。

 魔法だと思うが、凄く便利そう!

 絶対に盗まれないって事でしょ?

 設定の解除もスマホで簡単に出来たので、置く場所や使用者を決めて明日の朝皆とどこにあると便利か相談して設定してみようと思う。

 そして収納バッグとエコバッグも相当便利だと思う。

 中身の範囲を設定出来るのも良いしエコバッグの盗難の心配も無くなる。

 私と誰かで物の受け渡しも出来るという事だ。

 これは食材を買いに行くヒカリちゃんに渡したり、冒険に行く"フューチャー"に渡したりしても便利そうだ。

 この設定のアプリがいつ入っていたのか気付かなかったが早く知りたかったし使いたかった…。

 とりあえず持ち主は私にして、使用者にここの全員を登録して今日は寝よう。


 翌日月曜日。

 みんなが集まる朝食時に食品ボックスと化粧ポーチの話をし、みんなを使用者に設定した事を伝え、置き場所設定が出来る話をし、どこが良いかを聞く。

 食品ボックスはもちろんキッチンに置く事になり良く使うであろうヒカリちゃんとシンディーさんに場所を決めてもらう。

 化粧ポーチはこの家のお風呂場の前に机を用意して置く事となった。

 机は後で私が買いに行く。

 ついでに食品ボックスに入れる青の魔石も買わないと。

 そしてエコバッグの話もし、沢山の買い物がある場合などに貸し出す事を伝え、必要な時に言うように伝えた。

 そうしたらなんと、シンディーさんとフローラさんがスキルに収納がある事を教えてくれた。

 あーなるほど?

 そういえば、シンディーさんとヒカリちゃんが食材の買い出しに行ってた時も荷物が少なかったし、冒険に行ってた"フューチャー"も荷物が少なかったな。

 思っていたよりもエコバッグを使わなくても大丈夫そうだ…。

 まあ荷物の受け渡しとかは便利かも?

 そんな感じで話も終わり、各々仕事の準備をする。


 アンドレくんやトールくん、ジョンくんが出勤してきたので、今日の入口の入場制限についての話をする。

 一般と商品説明ありで分けて並んでもらい、商品説明ありは1人ずつ入れてもらい説明担当を付け、一般はいつも通りの人数に応じて入れてもらう。

 商品説明ありは私かメグちゃんかベルちゃんが買取と並行して案内していくのとソフィアさんは今日は商品説明をメインにしてもらう。

 そんな感じの配置にし、後は臨機応変に対応する。

 配置も決まりオープンする。

 予想通り他の町の方の商品説明ありで並ぶ方も多かった。

 また、良くいらっしゃる方でもそっちに並ぶ方が居て話を聞くと、混んでて聞き辛くこの機会にいつも買わない商品についての説明を聞きたいとの事だった。

 今後もたまに商品説明ありの方の列を分けて説明するのもアリかもしれない。

 途中ウッディさんのお弟子さんがトイレットペーパーホルダースタンドの納品にいらっしゃったりもあったが順調に営業し午前中が終わり、午後になると役場の職員が来た。

 シーナさんではなく別の方だ。

 なんだろう? と話を聞きに行くと、私ではなくミリアちゃんに用があったようだ。

 ミリアちゃんを呼び、休憩室に役場の方を案内する。

 おそらく養子の件だとは思うが、なぜかこちらも緊張してしまう。

 話は10分ぐらいで終わったようで、役場の方は「明日また伺いますので、詳しくは本人に聞いてください」と帰っていった。

 なんか態度が悪いと言うか冷たい感じの職員だったが、とりあえずミリアちゃんに話を聞くしかないか。

「エリナさん、少し抜けちゃってすみませんでした。仕事中なのに…」

「気にしなくて大丈夫だよ。それで話は…養子の件?」

「そうなんですけど、えっと、仮決定みたいな感じでした」

 話を聞くと、ここで働いているという条件で妹を養子に取ることは出来るが、仮決定なので一緒に住んでから月に1度調査員が両者に話を聞きに来て問題が無いと分かれば本決定になるそうだ。

 それで明日また今日来た役場の人が書類を持ってくるそうで、それを私に説明するみたいだ。

 今日説明してくれれば良かったのにと思ったが、ミリアちゃんが言うにはまず本人ミリアちゃんにそういう条件になるが大丈夫かの確認をし、その後正式に書類を作り雇い主に確認という流れらしい。

 話を聞いていると入口担当のアンドレくんに呼ばれたので、後は仕事終わりに話を聞くねと伝え、入口へ向かう。

「エリナさん、商品を馬車に入る分ぐらいまとめ買いをしたいという方がいらっしゃいまして、どうしたら良いですか?」

 馬車に入る分!? 転売か!? 

「私が対応するからこのまま入口担当をお願いね」

 そう伝え、外に出ると彼女が居た。

 そう。…クリスティーヌさん…だ。

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