19 異世界人なんだよね
夕飯が出来たと言われたので、リビングへ行く。
すでにみんな席に着いてたので私も座る。
「食べながら聞いて欲しい事があるんだけど、ヒカリちゃんはもしかしたら薄々気付いてたかもしれないけど、私さ、異世界人なんだよね」
「えーマジっすか!私達の神って事ッスよね!」
「あ、やっぱりそうだったんですね」
2人のテンションの違いがなんか話しづらいな。
とにかく説明を続ける。
ここで販売している物の一部を除いて、無限に出せること。
ここで販売している物の一部は違う魔導具の力を使って買ったものを販売していること。
無限に出せる物は使うと経験値が入って新しい無限の物をゲット出来ること。
そして私は異世界から来たからこの国の事もあまり分からないことも伝えた。
そして秘密にしてもらう事も。
ふたりは孤児院出身だから孤児院を作ったのが異世界人という話を知っているようで異世界人は私達の神に当たる人だと思っているそう。
孤児院の子はみんなそう思っているようだ。
教会で信仰している全知全能の神とは別の意味で自分たちを救ってくれた、孤児院を作ってくれたから、私達が路頭に迷わずご飯も食べられるようにしてくれた異世界人に感謝という事で崇拝しているそう。
信じて救われた訳ではなく、救われたから感謝しているっていう感じみたい。
ちなみにヒカリちゃんが気付いたのは、商品の仕入れをしていないのに倉庫で木箱に詰めていたからみたい。そりゃあ気付くよね。私は言われて確かに!って気付いたけどね…
という事は、孤児院のここに仕事に来てる子はみんな気付いているって事だ。
ヒカリちゃんが言うには気付いてもみんな秘密にすると思うから大丈夫みたい。
そして院長先生も気付いているっぽい。
隠せてると思ってたのは自分だけだ。気をつけないと!
雇ったのが孤児院の子達で良かったよ。
「もう一つ話があって、お金が貯まったらなんだけど、ここに仕事に来てる子達が望むなら養子として引き取るか住み込みにしようと思うんだけどいい?一緒に生活するようになるって事だからふたりにも聞こうと思ってさ」
聞いてみるとふたりとも同じ孤児院の子だったら別にいいそうだ。知らない人の場合は会ってから決めたいそう。
お金が貯まったら聞いてみる事にした。
家具代貯めないと。1人あたりの家具が約30万イエンだからね。人数によってはスライムも足さないとだし。
ご飯も食べ終わりふたりには先にお風呂入ってもらってる間にシャンプー類を瓶に入れないと。
時間外労働だからふたりには頼めないしね。
倉庫に行きシャンプー類を瓶に入れる。
150mlを測れるるカップを貰っているのでそれで測りながら入れていく。
この世界に来てからティッシュ内職や木箱に詰める事や、このシャンプーを入れたり、単純作業系の仕事ばかりしている気がするよ。
この作業ができる人雇うか?販売の暇な時に出来ればいいと思っていたが、結構ギリギリの人数だったからな。少し様子を見よう。
「エリナさんお風呂空きましたよー」
じゃあここまでにしてお風呂に行こうと思っていると、手伝います。と言われた。
労働時間外だからやらなくていいよと言ったが、家賃もご飯代も給料から引かれてないからそれぐらい手伝うと言われてしまったので、私がお風呂出るまでお願いする事にした。
瓶に入れる量やタグの説明をしてお風呂へ。
「ヒーちゃんさ、エリナさんってこき使わないよね。普段からそうなの?」
「うん。普通あれしろこれしろって言われて寝る時間しかない、いや、寝る時間もないとか言うけど、ここに来てそういうの一回も無いよ、やること無くて困るぐらい」
「やっぱりそうなんだ!休みが2日もあるって言われて驚いたし、仕事中に普通にお昼ご飯あるし、夕飯もある。なのに給料から引かれないで言ってた額全てくれたからさ、ここで働けて良かったし、これからはもっとエリナさんの為に頑張る!」
「私も。」
「あ、メグちゃん、私明日休みなんだけど何して過ごせばいいと思う?メグちゃん休みの日って何してた?」
「うーん。私は休み無かったな。冒険者の仕事だと安定した給料が無いし、いつ仕事が無くなるかも分からないからずっと仕事してたな。休みって何をすれば良いんだろうね?」
「「うーん..」」
「メグちゃん!あ、ヒカリちゃんも作業ありがとうね。もう終わって大丈夫だよ!」
ふたりとも手伝ってくれていた。いい子達だ。
「エリナさんって休みの日何するんスか?」
「私はね、次の休みはもう決めてて、昼から呑みに行くよ!この世界に来て初めての休みだからね!この世界のお酒も呑んだこと無いし、呑みたい!」
不意に聞かれたから欲望のままに答えてしまった。恥ずかしい。話題を変えないと。
「ヒカリちゃんは明日の休み何かするの?」
「決まってなくて、何かオススメありますか?」
「うーん。好きなことをするとか?出掛けるとか?」
ヒカリちゃんは出かけることにしたみたい。
町を探索するそう今までは行ったことがないところとか買い物に行ってみるそう。楽しめるといいな。
部屋へ戻り売り上げノートを見る。
この3日間の客数が、金曜日約50人、土曜日約150人、日曜日(今日)約300人だった。
売り上げは金曜日約5万イエン、土曜日約18万イエン、日曜日(今日)約40万イエンだった。
3日間で約60万イエン。順調そうだ。
ただ明日は広告なし、キャンペーンなしでやってみようと思っている。
その場合どんな感じなのか見たい。お客さん少しは来るかな?
そういえば、明日でここに来てから2週間になるけどヘファイストス様から連絡来ないな。
メッセージアプリもたまに確認しても何もない。
本当に連絡来るのだろうか?
よく神様の時間感覚は人と違うと言うけれどどうなんだろう?2週間でも昨日ぐらいなのだろうか?
は!ダメだそんな事を考えたら不安になってしまう。
気晴らしにショップアプリ見てみよう。
通常購入枠は5/10、特別購入チケットは2枚ある。
欲しいものを考えてみる。
焼酎、ウーロン茶、アクリル系のコップ。
さっき話した呑みたい話に引っ張られてウーロンハイセットみたいになってしまっている。
うーんどうする?買っちゃう?いや、落ち着け枠設定したら他の物が買えなくなる。。
はっ!焼酎とウーロン茶はもしかしたらアビーさん持っているかもしれない。
無限だしあれば分けてくれるかもしれない。
明日聞くだけ聞いてみよう。
他に欲しい物は物干しスタンドとハンガーかな。
ロープに掛けてるだけだからシワもできるし、乾きづらい。
検索してみるとハンガーラックにピンチハンガー付きが6000イエン。2人分の洗濯物が干せる用。
ハンガーセットは無かったので、ハンガー単品で調べると30本セット2000イエン。
ハンガーラックはそうそう買うものじゃないから特別購入チケットにしてハンガーは消耗品だから通常購入枠にしよう。
特別購入チケットでハンガーラックを選んでみると数も増やせた。最大20個まで買えるみたい。
住人も増えるかもしれないし、壊れるかもしれない。貴重な特別購入チケットを無駄にするわけにもいかない。ここは最大数だ。
20個買った。ハンガーラック20個買ってみた。
そしてハンガーは通常購入枠に設定し、1つ購入。
この部屋に箱に入ったハンガーラック20個は邪魔なので空き部屋に移動する。最初からその部屋で買えば良かったと後悔。
物音で二人とも部屋から出てきてしまったので運ぶのを手伝ってもらう。
そしてハンガーラックとは何かを説明をして1人1つプレゼント。ハンガーも10本ずつプレゼント。
大きな組み立ては必要ないが、折りたためるラックなので、広げて使う事も説明する。
これで少し快適になったはず。




