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プロローグ

初投稿です。よろしくお願いします。


「お祖母様。」

小さな少女が上品な老婦人に向かって走っていく。

「あらあら、シラベル。いらっしゃい。」

シラベルと呼ばれた少女は、シラベルと呼ばれた瞬間頬を膨らませた。

「お祖母様和多志のことは、せいみって呼んでっていているでしょう。」

どうやら少女は、怒っているようだ。けれど、老婦人は幼子の照れ隠しのような、言葉に微笑んでいた。

「そうだったわね、ごめんなさいねせいみ。」

老婦人がそういうと、少女はにっこりと笑った。

「お祖母様。お祖母様はどうして女王になったの。」

「そうね、じゃあ。ここに来たときに少しずつね。」

その言葉を聞くと、少女は花が咲いたような満面の笑みをうかべた。

「うん聞かせて、聞かせて。」


実はね私は、この世界の住人ではないの。フフッそう驚かないで頂戴。

私が生まれた国は、その世界の中でも文明が発達した国で、日本といったの。

えっなんで、ここに来たんだって、それはね極度のストレスとストレスの解消をするためにインターネットに依存したことで、死んでしまった。死んだと感じたのは、目の前が真っ白になったとき瞬時に察したわ。

そのあとどうなったかって。いいわ、話してあげる。


いつものようにパソコンの画面を見ていると目の前が真っ白になった。その時、察した。ああ、私死ぬんなだって。

でも気付いたら、白い椅子に座っていた。

「あなたはだあれ。」

目線の先には、緑髪碧眼の美女と黒髪金眼の少年がいた。

「始めまして、私の名は翠藍と申します。」

「俺の名はアルキットという。」

なるほど、緑髪碧眼の美人さんが翠藍さんで、黒髪金眼の男の子がアルキットくんか。


でも、二人にはなぜか違和感がある、翠藍さんは、微笑んではいるけれど愛想笑いにしか見えない「はぁ〜なんでこいつの転生処置しないと行けないのよ〜早くゲームしたいわ。ほんと時間の無駄だわ。」とか思っていそう。

アルキットくんはアルキットくんで、「クソだりーテキトーに転生先決めようw」とか思っていそう。←いやいやそんなわけ無いだろう。

そう思いながら、様々な空想をしていた。


「さて単刀直入に申しましょう。あなたは日頃の疲れとパソコンのやり過ぎにより、死にました。疲れが溜まった理由は、あなたのコミュニケーション能力が圧倒的に劣っていたことやあなたの思い込みが強かったことも挙げられます。そして、パソコンに熱中し過ぎたことも原因に挙げられます。ですが、私達の上司はそれをあわれんで、あなたに第二の人生を歩ませる機会を作ってくれました。我が上司に感謝しなさい。そして、なるべく行動をおこさないように。」

「そうだそうだ翠藍の言う通りだ。お前はただ大人しくして、俺達のおもちゃになればいいんだよ。バーカ。」

「よしアルキットは翠藍の言いなり」よしメモしとこー。


「おい翠藍こいつの転生先さっさと決めてゲームしようぜ。」

「ええ彼女はド天然で、無能なので、自分が何されたかわからないでしょう。泣き言やクレームなどいったところで、

私達には届きませんしね。テキトーに決めましょう。」

酷い言われようである。「よし翠藍はアルキットの悪巧みには乗る」よしメモメモ。


そう思っていると、翠藍さんがこっちにかけよってきた。

「あなたの転生先が決まりました。こちらへどうぞ。」

「スキルもいちおう入れておいたぜw」

「わかりました。スキルは選べないんですか。」

するとアルキットくんは不機嫌そうな顔になった。


「あの〜。」

「聞いてますか〜。」

「あの〜。」

「ああもううるさいな。お前には俺様が選んだゴミスキルで十分だ。お前には二度とあわねーだろうがな。」

翠藍さんの方を向くと彼女は微笑んでいた、先程の愛想笑いではなく途轍もなく醜い笑顔で。

「というわけでサイナラー」

でも、私はアルきットに押される寸前にいってやった。

「醜い。」

それを聞いたバカ二人の顔を見ものだったよ。

ま、でも無能はそっちだったのかもね。

「というわけさ。」

「お祖母様。もっと聞かせて頂戴。」

「今度ね。」


読んでいただきありがとうございました。

加筆修正しました。2025年1月26日

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