表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

なろうランキングを【理詰め】で攻略したい人に向けたエッセイ「私はこの方法で何度もランキングでジャンル別1位をとりました」

作者: バルサミ子

 いきなりですが、大層なタイトルですよね。

 自分で書いててうわぁ……って思ったりもします。


 でも仕方ないんです。

 これにもちゃんとした理由があるんです。(後で詳細について書きます)


 さて、前置きは無駄なのでさっさと本題に入りましょう。



・これは誰に向けてのエッセイか?



 ランキングで上位を取る事を目的としてなろうで小説を書いている人向けのエッセイです。


「いや、私は私の書きたい物語で評価してほしいんだ」


 そういう方は酷く不快な思いをされると思うので即座にブラウザバックして自衛をしてください。


 ……大丈夫ですか?


 では条件に該当する人しかいない、という前提で話を進めていきます。



・最終的な目標は何か?


 ここでは「短編」でランキングを駆け上ることを最終的な目標としています。

 ジャンルによって「長編」が強い、「短編」が強い、というのがありますのでそこは各々で調査してみてください。



 では定義を終えた所で何をすればいいのか、という所に入っていきましょう。




①異世界「恋愛」の短編を読みまくる!


 

 今なろうの中で一番ホットなのは異世界「恋愛」ジャンルです。

 日間総合ランキングの表紙をこのジャンルが占領してることも珍しくありません。

 

「何故人気なのか?」


 色々理由はあると思いますが、ここで大事なのは人気である、という事実だけです。

 そして人気ジャンルには人が集まります。

 とすれば、ここを狙わない手はありませんよね?

(人気ジャンルならライバルが多いんじゃないの? と思うかもしれませんが、検索システムを使って見てみてください。一日に投稿される異世界「恋愛」短編の数って実はそこまで多くありません)


 だから読みましょう! 書く前に!


 検索機能を有効に使いつつ、短編を50~100本くらい読みましょう。

 ただ読むだけでは意味がありません。

 何が面白いのか、何がウケているのか、どういう展開が望まれているのか、考えながら読んでみましょう。

 そうすれば、意外と共通項が見えてくるものです。


 時間があれば、感想欄を覗いてみることもオススメします。

 読者がその作品の何に面白さを感じているのか、何を不満に思っているのか、理解する助けになることでしょう。




②なろうRaWiを使ってタイトルを決める!



 短編はタイトルが全てと言っても過言ではないほど大事です。

 執筆時間と同じくらい時間を割いてもいいと思ってます。


 ……でもそう簡単にいいタイトルって思い浮かばないですよね?

 浮かんだとしてもそれが本当に読者にとって刺さるタイトルか、分かりませんよね?


 そこで「なろうRaWi」の出番です。

 簡単に言えば、AIが小説のタイトルやあらすじを評価してくれるサイトです。

 正直言ってかなりの精度です、私もお世話になっております。


 Twitterで検索すれば出てきます。

 なろうでも活躍されている「下城米雪」先生が管理をされているサイトです。

 (某銀行のシステムが止まる度に話題になる書籍を出版されている方です)


 そのサイトを使ってタイトル評価値9000以上をなるべく狙って出せるようになるまで、ひたすらタイトルを練ってください。

 安定して高得点を出せるようになるころには感覚的にウケるタイトルの法則性が掴めるようになると思います。


(このサイト、ジャンル別で評価値を出してくれるので超便利です。ちなみにですが、このエッセイのタイトルも決める際になろうRaWiを使っています。評価値は最大値である10000に到達するまで修正を繰り返しました)



 さて、ここでヒントを一つ。

 皆さんはログラインという言葉を聞いたことがありますか?

 簡単に言えば、2~3行でストーリーの概要を説明する文章のことを言います。

 

 なろうでウケるタイトルと言うのはいわゆるタイトルではなくてログラインです。

 タイトルから全力でネタバレしていくスタイルがウケます。そして読まれます。

 これは経験に基づく「事実」と言っても過言ではありません。


 だから思いついたストーリーの概要を全力でネタバレしながらタイトルを練ってみてください。

 それがなろうRaWiで高評価を得るコツです。

 


③パワータグを上手く活用する! 


 さあ、タイトルが決まりました。

 まだ執筆前ですが、タイトルからどういったストーリーを書けばいいのか……見えてきているはずです。


 でもまだちょっと待ってください。

 本文執筆前にやることがあります。


 それはタグを決めることです。

 私の実体験に基づく仮説ですが、特定のタグには固定の読者がついています。

 ピ〇クシブのようにタグで短編を漁る文化はなろうにも存在するのです。


 勘のいい読者さんならもう気付いていると思いますが、どういったタグだと思いますか?


 ここでは一例だけを挙げてみます。


・婚約破棄

・悪役令嬢

・ざまぁ


 等が有名な例でしょう。

 あとはランキングとにらめっこしながら、PDCAを繰り返しながら、固定読者がついているタグを発見していきましょう。

 ここで得られる情報は後々他のジャンルで書く時にも活かせるはずです。


 ではこれらの固定読者がついているタグをつけるメリットは何か?

 それは初動(投稿後数時間のPV)が跳ね上がることです。


 正直つけている時とつけていない時で同じタイトルでも数倍もの差が生まれます。

 過疎ジャンルであればあるほどその傾向は顕著です。


 これらのタグのことを仮に「パワータグ」と呼ぶとしましょう。


 さて、再びタイトルとにらめっこしてみてください。

 タイトル通りのストーリーが展開されるとして、パワータグを付けることができそうですか?


 無理そうならタイトルに問題があります。

 もう一回考え直してみましょう。




④読者に好まれるストーリーを!



 さて、タイトルが決まりました。

 パワータグも使えそうです。

 ここまでくれば執筆に入っても問題ないでしょう。

 正直ここからは書き手の腕次第です。

 

 文章力、構成力、個人差があると思います。


 自分の出来る限りの力を持って、今までに読んだ異世界「恋愛」の短編からウケそうなエッセンスを抽出して自分のストーリーに組み込んでいきましょう。


 ここで忘れてはいけないのはランキングのためには常に読者を意識する必要があるということ。

 今から書こうとしているのはランキングで上位に入るためのどこまでも「読者ファースト」の物語です。


 暴論ですが、ストーリーに個性は要りません。

 個性を出すのはタイトルであって、中身は王道を行くのが一番です。


 稀に独創的なセンスでランキングを駆け上がる方がいますが、あの方々は例外中の例外です。

 自分はあくまでも流行を追随していく側の人間だ、と割り切って書くのがいいでしょう。

(なので二番煎じになるくらいがちょうどいいです。三番煎じ以降になると味が無くなってしまいますから流行を把握するアンテナは常に立てておきましょう)


 


⑤投稿時間に気を付けて!



 書き終わった! 推敲も終わった!

 よっしゃ投稿ポチー!


 はい、ダメです。

 今その瞬間、投稿するのに適切な時間ですか?

(このエッセイを投稿するタイミングは多分テキトーになります)


 なろうでは朝、昼、夜、とランキングが更新されます。

 投稿時間次第ではせっかくいただいたポイントが無駄になってしまいます。

 だから投稿するのはランキングの更新が終わってからすぐに投稿するのが一番でしょう。

 

 じゃあ、それは何時なの?


 ……調べれば分かるのでここでは言及しません。

 (ちなみにですが、ランキングが更新される時間帯と、集計が終わる時間帯にはズレがあるので気を付けましょう)

 この辺も繰り返し投稿すれば分かってくることなので……頑張って調べてみてください。




⑥打率は二割


 ここまで色々試行錯誤を繰り返しました。

 そして時間帯にも気を付けて投稿しました。


 じゃあ、ランキングに入れるのか?

 ランキングに入ったとして上位に食い込めるのか?


 こればっかりは時の運も関係してきます。


 良くて打率二割だと考えると気が楽になるかもしれません。

 特に異世界「恋愛」は魔境なので……。


 ここまで公開したノウハウを実践しても良くて打率二割でしょう。

 月並みですが、PDCAを繰り返して文章をブラッシュアップしていくことが打率を上げていくコツです。


 ……現実世界と変わりませんね。世知辛い。






 さて、隠すところはしっかり隠し、ボカしながら長々と書いていきました。

 少しは参考になったでしょうか……?


 理詰めで考える基礎は大体こんな感じです。

 私は毎回こんな感じで短編を書いていました。


 過去形なのは最近私がこの方法を使っていないからです。

 この考えを基礎にして更に発展させたものが今のスタイルです。

(だからこそ公開した、という所はありますが)

 

 私の最近の作品にもヒントはたくさん散りばめられているので、良かったら読んでみて「こいつこんな風に考えてるんじゃないかな」と想像してみてください──という自然な流れでの宣伝。


 それでは、ありがとうございました。

 一緒に頑張っていきましょうね!


ありがとうございました。


ここからスワイプして広告の下の方にある


【★★★★★】


から評価してポイントを入れることができます。


少しでも参考になった!


と思っていただけましたら、


評価をしていただけると、ランキングが上昇し作者の強力なモチベになりますので、どうかよろしくお願いいたします。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 勉強になりました!! [一言] 試しに、連載作でなろうRaWIを使ってみました。 タイトル、エクセレント出ましたが、あらすじは図星過ぎて、衝撃でした。 エタるわよの一言に、脱帽でした。 …
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ