第六話 ゴブリンと遭遇する。
ステータスを少し変えました。
気がつくと、また朝になっていた。
気を失っていた俺が目覚めたのは、木の上だった。
昨日、此処で魔力の欠乏に陥ったからな。
当たり前だけど。
まあ木の上で気を失って地面に落ちていなかったというのは良かった。本当に。
下を見れば、木の下にあったはずの昨日仕留めた獲物が消えて、残っているのは血痕と小さな複数の足跡。
誰でも落ちていなくてよかったとそう思うだろう。これを見れば。
血痕は分かる。昨日奴を仕留めた時首元からドバドバ血を出していたからな。
問題は複数の小さな足跡だ。
この足跡の連中は多分ゴブリンだろう。
つまり、もしも気絶している時に木の上から落下していたら、今頃ゴブリンたちの腹の中、と言う事も有ったかも知れないという事だ。
・・次からは魔力量を考えて戦おう。
よし、ステータスの確認といくか。
ーーー
ステータス
個体名 なし
種族 リトルレッサーシュライク亜種変異種 天魔種
性別 男
状態 通常
レベル 5/12(3上昇)
生命力 46/46(15上昇)
魔力量 66/66(21上昇)
魔力質 54(18上昇)
精神力 74(12上昇)
知力 122(12上昇)
器用 45(18上昇)
速度 57(21上昇)
筋力 39(15上昇)
体力 40(15上昇)
スキル
飛行2
魔力感知1
突っ突き3
気配感知1
身体操作1
変声2(1上昇)
気配隠蔽2
隠密2(1上昇)
部位変化[硬]1
部位変化[鋭]1
鋭硬嘴1
穴掘り3(新規)
罠作成1(新規)
魔力操作1(新規)
無属性魔法1(新規)
回避1(新規)
魔力自動回復1(新規)
ユニークスキル
天魔の進化論
耐性スキル
落下耐性1
痛覚耐性2
空腹耐性1
睡眠耐性1
気絶耐性1(新規)
属性
無
称号
異世界転生者
托卵の犠牲者
唯一無二のモンスター
知能高きモンスター
見習い暗殺者
ーーー
スキルがどんどん多彩になっている。
新しいスキルだけでも5つとは・・・異世界転生者の称号様様だ。
それよりさっきの足跡から、近くにゴブリンがいる可能性が発覚した。感覚だがまだ俺は、ゴブリンより弱いと思う。
ゴブリン達とはまだ会いたくない。
会うとしたらもっと戦闘能力をつけてからにした方が良い。
そうとすれば、これから何をしようか。
そう言えば、昨日落とし穴を作っていたな。
見てみるか。
〜十五分後〜
俺は今、落とし穴の側に居る。
何かが掛かってて居た様だ。
気配隠蔽と隠蔽を発動しながら近づく。
すると、中にいたのは
ゴブリンだった。
落とし穴にはまっていたのは幸いだった。
攻撃手段が有れば、タコ殴りに出来る。
が、
どうやって攻撃しよう。
スキルはどれもこれも決め手に欠ける。
無属性魔法は燃費が悪過ぎる。
しかも相手は格上の為、生半可な攻撃は通じない。
気絶位はいけるのか?
首の後ろを強打すると良いらしいけど。
よし、《突っ突き》と《鋭硬嘴》を併用してみよう。
かなりの威力になる筈だ。
ゴブリンが後ろを向いた瞬間、
俺は、勢いよく飛び出した。
ドスッ
ゴブリンは俺の攻撃を受けると
糸が切れたように気絶した。
ゴブリンが気絶したのを確認すると
さっさと頸動脈を切る。
血が吹き出した。
何も感じなかった。
前世、病院暮らしだった為、血に慣れていたのも有るだろうが、転生してモンスターの精神になったのかも知れない。
生きる為には必要なのだ。
仕方ない。
【個体名 なし のレベルが4上がりました】
【スキル 突っ突き3 と スキル 鋭硬嘴1を統合します】
【統合した結果、 スキル 嘴術2 になりました】
おお、スキルって統合出来るのか。良い事知った。
新型コロナ、怖いですね。皆さんも気を付けて下さい。