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第二話 ステータス。

それにしても托卵の犠牲者か。道理で落下耐性を取得した訳だ。後ろを見るとそこそこ高めの木が見えた。俺、この上から卵の状態で落ちたのか。死ななかったのは足元にあるふかふかの腐葉土のおかげだろう。感謝。有難う。

それでも痛かったのは、かなりの高さから落ちたからだろう。身体がまだ痛い。


さて、何の因果か知らないが第二生を手に入れた。前世夢に見ていた、冒険ができる。だが、ステータスを見て思った。


俺は現時点では物凄く弱いのでは? と。


生前の記憶と照らし合わせてステータスを見るとこれはかなり弱いのではと思う。精神力とか知力は転生者だからいいとして、その他1桁は流石にまずいかと思う。第二生を楽しむ前に殺されそうだ。



由々しき事態なう。



と、いうわけで、異世界観光するために強くなることにした。幸いスキルの発動方法は、本能で解っているみたいだ。体がまだ痛いので、その場に座りながら気配感知を発動する。 


すると自分を中心に半径約5mに展開された。視覚とリンクできるようだ。便利。これで自分に合った獲物が見つけられる。

2m先に小さな気配があったので身体に鞭を打って行ってみると、

発見、バッタ君。

小さい。多分こいつもモンスターだろう。

ん、虫を食べるのかと?無論そうだ。気持ち悪いと?そういうのは少なくとも今の俺にはない。

空腹なのもあるかもしれない。でも煮干しに似た味らしいし、食べても問題ないと思う。



パクッ



ん、この身体、味覚があまりない気がする。感触は煮干しだが、味は不明。でも身体の痛みが和らいだ気がする。


【個体名 なし のレベルが1上がりました。】

おお、レベルが上がった。ステータスを確認するか。

ーーー

ステータス

個体名 なし

種族 ベビーリトルレッサーシュライク亜種変異種 天魔種

性別 男

状態 打撲(中)

レベル 2/5(1上昇)         

生命力 6/12(3上昇)      

魔力量 19/19(4上昇)            

魔力質 15(3上昇)           

精神力 39(5上昇)

知力  84(6上昇)              

器用  9(2上昇)      

速度  10(4上昇)                

筋力  8(2上昇)                 

体力  9(2上昇)                     

 

スキル

飛行1 

魔力感知1 

突っ突き1 

身体操作1 

気配感知1 

変声1


ユニークスキル

天魔の進化論


耐性スキル

落下耐性1 

痛覚耐性1


属性


称号

異世界転生者 

托卵の犠牲者 

唯一無二のモンスター 

知能高きモンスター

ーーー

うん、さすがに1回のレベルアップだと脱1桁は望めないか。だけど一歩前進だ。 


そう言えば、俺のユニークスキルに、天魔の進化論というスキルがあるが、一体なんだ?名前からして進化に関係するスキルのようだが俺の天魔種と関係があるのか?


すると天魔の進化論の欄が変化した。


ーーー

天魔の進化論 

個体名 なし のオリジナルスキル。

取得すると天魔種になる。

進化先に影響あり。

進化時のステータスリセットがなくなる。

ーーー

最後が何気に重要。称号は・・・・

ーーー

異世界転生者

異世界からの転生者。

スキルの取得確率上昇。

ーーー

ーーー

托卵の犠牲者

托卵の際、巣から追い出され尚、生き延びた者。

進化に必要なレベル数がダウンする。

ーーー

唯一無二のモンスター

何らかの影響を受けてこの世に1体だけのモンスターとなった者。

進化先に影響あり。

ーーー

ついでに見たが称号めちゃくちゃ重要だな。積極的に集めよう。


よし、称号とユニークスキルの需要性については理解した。

次はレベル上げだ。

種族がベビーのせいか物凄い速さで空腹になる。早く打撲(中)も直して飛びたい。

夜に向けての寝床も要るな。水場も。

【耐性スキル 空腹耐性1 を取得しました】

やばいな。




俺はレベルアップ世効率よくするため俺と気配が同じぐらいのネズミを狙うことにした。


しかしながら、真っ向勝負では勝てない。なら奇襲だ。



気配を感知されないために、気配を薄くする。

そして存在が薄くなる感覚を保つ。



【スキル 気配隠蔽1 を取得しました】

よし。


次に音をたてないように歩く。


枯葉の上を歩かないように意識する。


【スキル 隠密1 を取得しました】





そしてネズミの真後ろに回り込み・・・・、





首のあたりを突っ突きでひたすら攻撃ッ!!






「キィィィィ!!」






【スキル 突っ突き1 のレベルが1上がりました】



ネズミの頭を足で抑え抵抗できなくする。


首元に嘴をねじ込み、とどめを刺す。



【スキル 突っ突き2 のレベルが1上がりました】


やがて、ネズミは動かなくなった。


【レベルが2上がりました。】

おお、肉もレベルもうまうまだ。だが、体の痛みが変わらない。あと1レベルで進化ができるはずだ。そうしたらなんとかできるはず。何を狩ろうか。その前に寝床を探す。

寝床はできるだけ狭いところがいいな。


暫く歩くと、いい感じに倒木が折り重なって雨風をしのげそうなところを発見した。

暫くの寝床に決定。

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