表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/34

鎮圧作戦

今回で“第一次(仮)”フランス編は終了予定!

第二弾――考えるの楽しそう。


※グロイお話があります!注意して読みましょう!

 作者に責任が取れるはずがありません……(泣)。

~44~


「さて、取り調べの見学はこれで最後だ。と言っても少し遅かったみたいだがね……」と総督がこの時間で最後の取り調べに言葉を添えてくれる……。

 腹切くんと万歳くんが見ているノートパソコンの画面には――

「へへっ!ありがとうございます!」と自身への尋問を担当した将校に感謝するフランス人男性の姿が!口ぶりから察して、仲間の情報を売った後のようだ……。


「協力感謝する!これは我々からのお礼だ!」と将校が男にコップ一杯の酒を差し出す。

「へへっ……ありがとうございます!これで俺も“帝国臣民”だ!」と男はその酒を飲んだ!


 その直後に男は「ううっ……!」と小さく呻き声を上げて倒れ込み――死亡!


 この光景をノートパソコン越しに見ていた腹切くんと万歳くんに戦慄が走る!

「“帝国臣民”をかたる生ごみに相応ふさわしい末路だったねぇ……」という総督の言葉がそれらの戦慄をより一層――深い威力ものにしていく……。



~45~


「総督!わが軍の大規模な掃討作戦により、抵抗運動レジスタンスの中核であった『自由フランス』は再起不能リタイア!その系統の全ての組織が急激に衰えております!

 最早、我々のフランスの侵略しょうりを阻むものは――時間だけです!」

 ティータイム中にギーガーから先のような報告を受ける地球マルケルデ総督。

 総督かれは仮面を外して、お気に入りのティーを堪能している……。

 ちなみに宇宙人の掃討作戦の結果――フランスの一千万人ぐらい減っている……。


「うむ……フランス(ここ)の“帝国臣民”(親宇宙人派)も順調に数を増やしている。

 最早、私がここにいても意味はないが……」という総督の言葉。

 これに何かを察したギーガー「ではそろそろ……例の移民政策を……」と口にする。


「ああ……だがその前にやっておく仕事がある……」と総督はギーガーに答えた。

 ティータイムを早々に切り上げて、無機質な仮面を被りなおしながら……。

「よろしいので?」というギーガーが総督かれに尋ねると、総督かれは――

「王様に血を流させ、皇帝を捨てた地球人かちくだ!相応の代償は払ってもらおう!」


 数日後――パリ市内から全不穏分子(抵抗運動レジスタンスの遺族等)が追放された。

 これによって、フランスの各地方が栄えるのは不幸中の幸い――だろうか……?

 そして人口の減ったフランスに宇宙人達は自身に都合のいいように植民していく……。

 母国や他の植民地、そして異世界を問わず。その数――およそ一千万……。



~46~


 一方、日本でも非暴力抵抗運動(レジスタンス)が生き残っていた!

 某地方自治体を管轄するある旅団の司令部に、ある兵士が――

「旅団長!原住民(日本人)達が仰向けに寝そべって、わが軍の活動を妨害しています!」

 その兵士に続いて、さらに別の兵士も怒りながら続いて――

「あの男共……×指を立てて我々を挑発しています!許せません!」と報告してくる!


 この兵士らの報告に、その旅団の旅団長トップは自身の机で――

「う~ん……。武器を持っていない生き物を殺すのは心が痛むけど……。

 ここで甘い顔を見せて、反乱分子かれらが付け上がるのは良くないし……。

 それに僕だって軍法会議は怖いし……」と優柔不断気味に頭を抱えるが……。

 仮にも一旅団(ぶたい)指揮官トップ!直ちに鎮圧作戦を開始する……!


 それから数時間後……道路で仰向けに寝そべって反乱者ほんにん達に悲劇が訪れた!

 まず宇宙人達のヘリコプターが反乱者達かれらに特殊な粘着性物質をぶちまける!

「うわああああっ!動けねえ!」と焦る反乱者達かれらから、内の誰かから――

「うわあああぁっ!大量のロードローラーがあああああぁっ!」と悲鳴が上がり――!


 そして数時間後、無事に非暴力抵抗運動(レジスタンス)が殲滅されたが……。

 旅団の上の師団司令部は抵抗運動レジスタンスの鎮圧こそ称賛したものの――

「後片付けはちゃんとするように!衛生上、絶対によくないから!」と旅団に厳命!

 旅団は身から出た錆とはいえ、現実リアルに血塗られた道を掃除。

 とはいえ、道にはモザイク越しでないと認識したくない肉塊ものが散らばっている。

「問題は解決しましたが、片付けが……大変です……」と一人の兵士が弱音を吐き……。

「グロイし、怖いよ~っ!急性ストレス障害になっちゃうよ~っ!」と先の肉塊ものからはじき出された魂を掃除している別の兵士も弱音を吐いてしまう……。

 そして今の惨事を引き起こした当の旅団長ほんにんに至っては、泣きながら――

「うううっ……!やっぱり、やるんじゃなかった……!」と後悔する始末であった……。

 そうして旅団は旅団長自身トップをも動員して、“片付け”を一日で終わらせた……。

次回予告:腹切くん!いざ――イタリアへ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ