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朝日とともに戻る平和と旅立ちの日

朝日と共に王都旅立つヤマトを引率する冒険者


翌朝木戸を開けたマーガレットが見たのは昨夜は気が付かなかったあちこちかすり傷を負ったヤマトが


座ったまま眠る姿だった


あたりを確認したマーガレットがてまねきをして村人たちにゴブリン達の討伐部位を集めてかたずけさせ


ると朝日が村を照らしだす


村に平和な朝が訪れると乗合馬車がたどり着く


馬車から飛び降りた冒険者達は平和な村の朝に驚くが村長のロバートの話に仰天する


ゴブリン達は一人で冒険者志願の青年がすべて討伐したこと


報酬額が大きすぎて村には払える額ではないこと


できれば王都のギルドでの登録まで引率してほしいこと


ゴブリン討伐部位ならびに魔石を売却する際に保証人になって欲しい事などを


彼らに頼み込む


彼らは最初こそ渋ったがヤマト人となりを聞いて引き受けてくれた彼ら曰く


「あいつと顔をつなげる価値悪く言えば大成したときに予備メンバーにいたら生き残れる確立が跳ね上が


る」


「今は知られていないが登録したら途端に取り合いになりかねないそんなやつほっておけない」


そして彼らはヤマトを迎えに行くと戻りの馬車で村をあとにする


彼らの手にはヤマトが手にした討伐部位と、魔石が収められた袋が携えられていたがあまりの量と換金し


たときの金額を考えてしまい持ちたがらずに輪の中で回され続けていたし


ヤマトが別に報酬を払うと言うのも断られていた


そして御者が「旦那達王都に着きますよ」と声をかけるとほっとした様に息を吐くと


馬車から降りて門の受付にヤマトを一緒に連れて行くと顔なじみの衛兵に声をかける


「ケイト受付を頼めないか?」


「どうしたんだい私を捕まえなくてもモーシズが居るだろそれとも何か訳ありか?」


「訳ありといえば訳ありなんだがお前以外だと騒ぎになりそうなのでな」


「ふむ言える範囲で言ってくれればやってもいいぞ」


「それじゃ個室の中でなら話せるがくれぐれも言っておくが騒ぐなよもし騒いだら・・」


「解っているよいつものように物理的に口をふさぐというのだろう私的には責任を取ってくれるなら騒ぎ


たいところなのだが、」と顔を赤らめてケイトに頼み込んだ男の冒険者にもたれ掛かると


「おいおいお前のファンが納得できるまで待ってくれる筈だろ」とあわてだす


ヤマトが「あのどなたなんですか?」と聞くと


「わたし、私はこいつの婚約者で王都守備隊所属のケイトよろしくねでこいつのことだから名乗っていな


い可能性があるので紹介するとこいつが王都守備隊近衛予備役のオーデルでそっちの魔女っ子がオーデル


の妹で近衛予備役マギーいろいろ残念なところも在るけど嫁にするならお勧めよなにせマーガレットさん


に料理で免許皆伝をもらった数少ない一人だから「ケイト姉さんやめて」かわいい妹を紹介したら次に控


えるのは近衛予備役エルフアーチャーで肉食系女子のジョス彼氏募集中エルフ的美貌ってボッキュンボン


は対象外みたいで独り身なのよねなんだったら愛人枠でもいかがかしら「ケイトさんやめてください以前


も体目当ての男性に付きまとわれたですよ」それで最後はパーティーのお目付け役兼常識担当近衛魔術部


予備役プリーストのドワーフで「アロじゃ」何で先に言うかな」


「お主が話を進めさせんからじゃろ」


「いいじゃないこんなことでもないとオーデルの奴ろくに話もせずに走り去るんだからこのごろ私婚約者


なのか不安なのよ」


「それについてはすまぬな以前こいつが欲に負けてお前といちゃついたところファンが見たらしく王女が


手勢を連れて宿に迷惑をかけてしまったのじゃ」


「だからって怖い物でも見たかのように逃げなくてもいいじゃない」


「だから済まぬと謝っているじゃろ」


「つまり見えないところならくっ付いていてもいいんじゃないですか?」


「だからそれがままならないのよ王女様の姉代わりなんて引き受けなければよかったかしら」


「いまさらじゃろそれせめて王女に彼氏でもできん限り無理・・・・・・・・」


「何ですかじっと見て」


「のうヤマト君お主彼女の身分が高いのとか、気にするほうか?」


「今までもてたことが無いのでわかりませんがその子しだいなのでは身分なんて後付けなきがしますし」


「あの魔女っ子でもですか?」


「あのスタイル抜群エルフとかはいかがでしょうか?」


「あんた達待ちなさいよ今は王女をどうするか話していたはずよね」


「あの王女ならあとからでも参戦可能」


「です今は貴重な感覚の持ち主に売り込みを掛けるときです」


「ヤマトほどの優良物件が他人お手つきじゃないなんて信じられない今までに会った異性の目を疑うレベ


ル」


「なんでよ彼の何がすごいのよ?」


「ケイトなこいつはまだ未登録ながらレコードホルダーが確定してしまっているんだ」


「なんの?」


「単独でのゴブリンキング軍討伐に一度に倒した数でソロでは例が登録が少ないから決まるだろうこの時


点で最低でも開始がBクラスになりかねないしそれに精霊を呼び出さないで+力ある言葉の最小使用数凍


てつけ4字での高位凍結魔法が付くとどうなる?」


「明らかに配属先は宮廷直属の魔術師になるわよね」


「しかしこいつは権力なんて待遇なんてすべて終わったあとでいいって断る気満々ギルドランクでさえ動


きを妨げるようなら返上しかねないとかんがえている」


「うそでしょ」


「うそじゃないこいつが一人で戦ったのも人が居なかったのもあるが最大の理由は何だと思う」


「まさかあのロバートさんの開拓村で理由になる物なって言ったらマーガレット師匠のご飯と疑うことを


しない自分たちの村の仲間の目を信じる人間性ぐらいしか・・・・・・」


「正解だあいつの行動原理にはあいつの師匠から受け継いだ自分を受け入れた人たちへの感謝とうまい飯


を用意してくれた人への感謝それだけあれば命をかける価値があるのだろう最高に我侭で最高に御人好し


なやつにとってはな」


「耳が痛い話じゃないそれ人としても大切なことだしまして騎士ならば大本に掲げなければならない前提


よ」


「ああそれを聞いたとき俺はこいつが不利益な目にあうのをほって置けなくなった、こいつが冒険者に


なって何をなすのか見てみたくなったんだ」


「だからって婚約者はほっておいていいわけ?」


「でしたらあちらの個室で二人でしばらく缶詰にしましょうか?」


「えっそれ惹かれるんだけど」


「火に油を注がないでくれよ」


「仕方ないでしょ兄さんがケイト姉さんをほって置いたのは確かなんだからたまには姉さんに自分が婚約


者だって認識させなさいよ」


「だがしかし王女の件があるし」


「だからヤマト君が助け舟を出しているんでしょうが自分が原因で二人っきりになりましたって言い訳が


付くように」


「「あ・・・・・・」」


「これ以上駄々をこねるなら姉さんヤマト君に輿入れさせるわよどうです姉さん目の前の優良物件は?」


「わかったからやめてくれ」


数分後


「あの姉さん明らかに顔に出すのはやめてください彼の厚意を無にするつもりですか?」


「だってしょうがないでしょ口元が緩むのはうれしいんだから」


「この短時間で何をしたんですか兄さん」


「たいしたことしてないぞホントにやったのは抱きしめたのとほほにキスしたくらいだし」


「姉さんチョロすぎなのではないでしょうか?」


「何とでも言ってくださいなそれだけ深刻だったんだから」


「さてと手続きしますかねへへへ」


「顔を戻してくださいおねがいですから」


「それじゃヤマト君はこの石に触れてもらえるかな」


「こうですか?」


ヤマトが石に手を載せると石は透明になり一つのカードを吐き出す


「オッケイだね石が透明になればなるほど善行が高くて悪行が低いんだってさでも私が見た中で一番の透


明度だよ」


「最高ってどのくらいなんですか?」


「そうだね聞いたものでなら最高は輪郭さえも無くなって手で存在を確かめたのが最高じゃないかな?」


「すごいですね誰ですそれ」


「教会の現法王様、あの人何気に人外な感じだよ」


「いいんですかそれ言っても」


「いいのいいのだってそれ目撃したの私とオーデルだし」


「あれかたしかにすごかった」


「なにがあったんです?」


「いやな現法王がその座に付く前だったんだが町の酒場で酒を飲んでおられたんだが反対派の刺客襲われ


てなでも法王は無傷で相手を完全に相手にせずに制圧してしまった最初ひやひやしてたんだが仕舞いには


刺客を同情したくなってしまうほどだったんだ」


「どうしたんですか?」


「解りやすく説明すると法皇様の姿勢は一貫して無視あるいは見えていない相手をしない刺客が話しかけ


ても相手をしない友人の国王陛下とだけしゃべる害しようとする様にだけ反応するようにかわすと何事も


無い様に話し続けるそして話が終わった後には刺客が無力化されていたんだ」


「一度だけ国王陛下が尋ねたことがあってなそのときの返答もすごい何かチラチラとは虫が飛んでいてよ


くないものを感じたので相手をしなかったんだけどなにかまずかったかい」


と答えたそうだ


そして心配する陛下に「安心したまえ僕に羽虫に見られるのは面と向かってこないのに私に文句を言う連


中だけだよ、君のようにどんなに厳しいこともめんと向かって言ってくれる君たちはそう見ないよ」と


言ったみたい


「それって明らかに喧嘩売ってますよね気に入らなければかかって来いって」


「それが好かったのかもまじめな枢機卿の方々には、何せ投票全員一致で現法王を押したらしいし就任か


ら一年足らずで収賄や未成年の人身売買挙げれば限がないくらい教会関係者の犯罪を摘発して組織の健全


化に勤めておられるし災害発生時にはいち早く教会の扉を開いて避難場所などに開放させているそれまで


の腐敗体制を一代でひっくり返したからね」


「ああ一時期教会に治療を頼むには誰かの犠牲がいるとまで言われていたのをここまで変えた傑物だから


な」





オーデル達の案内で冒険者ギルドに登録に向かうのですが

次回やっぱりいました空気の読めない愚か者

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