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その絶望を打ち破る者

力の秘密看破せり

あらゆる攻撃が効果が無いその状況に人々はひざから崩れ


「もう俺たちは滅びるしかないのか」


「神様から世界を託されたというのに」


そう言って動けずにいたが


だがただ一人希望を捨てず怯むことなく立ちはだかる者がいた


「まだあきらめないのですかあなたは、さっさとあきらめれば苦しまずにすみますよ」


そう言って絶望させようとするのだが


「なぜ絶望する必要があるお前なんかに」


そう言うとその拳を叩き付け殴り飛ばす


「これは効きましたが次は効きませんよ残念でしたね」


そう言って立ち上がるが次の瞬間また殴り飛ばされる


「なぜなんで経験したのになんで」


そう言ってあわてる真なる絶望をもたらす者に


ヤマトは拳を向けると


「お前の種はばれたぜ覚悟しろ」


にらみつけながらそう宣言すると


二度三度と殴り飛ばす


「なぜなんでお前の攻撃が僕に効くんだこんなに経験しているのに」


「お前が攻撃を無効できるのは経験したもの見聞きしたもの、但し経験したときと同じ力だけそうなんだろ」


そう言うヤマトと


さらにあわてる真なる絶望だったがにやりと笑って平静を取り戻す


「正解ですがそれがどうしましたか、所詮あなたには僕を痛めつけることはできても滅ぼすことはできな


いならここは引いてあなたが死ぬのを待てばいい僕には時間はたっぷりある」


そう言って笑いながら素早くその場から離れようとする真なる絶望をもたらす者だったが


「逃がすと思ったのか」


ヤマトの手がその肩を鷲掴みにして引きずり戻し地面に叩き付けると


「覚悟しろ今度は貴様が絶望する番だ」


そう言うが絶望をもたらす者は


「いいでしょやってみるがいいあなたに私を滅ぼす手段がないのは知っているのですよ」


そう言ってヤマトをせせら笑う


「俺に術がない、なぜそう思ったんだ?」


そう言ってヤマトは絶望をもたらす者に尋ねる


「なぜってあれば彼女を私ごと滅ぼせたでしょうが」


そう言ってあざ笑うように笑みを浮かべる絶望をもたらす者にヤマトは笑みを浮かべ


「良かったよお前に絶望プレゼントできる」


そう言って力を開放するその気配に体が震えだす絶望をもたらす者


「馬鹿なこの私がこの絶望をもたらす者が人間ごときに恐怖を抱くなどありえない」


そう言いながらも絶望をもたらす者の震えはさらにひどくなりその顔から血の気を失せさせる


どんどん青くなる絶望をもたらす者にヤマトが最後の宣告する


「さあこれがお前が味わう絶望だ」


そう言うと絶望をもたらす者はわき目も振らず必死に逃げ出すが


「彼の者によって絶望を味わいし者達よ汝らの仇はわが眼前にあり新たに神の末席を許されしわれヤマトが許す彼の者にふさわしき絶望を与えよ」


その宣言に従い絶望をもたらす者によって絶望を味わった者達が集い泣き叫ぶ絶望をもたらす者を


その悪行にふさわしき地へ引き摺って行く






災いは去り

次回バッドエンドは幕を引かれた

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