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魔王を覚醒させろ

魔王を復活する

12

時は戻ってベルフェゴートとの一戦が始まる前


魔国を王都にむけて進む一団から分かれて別な道を行く一団が在った


彼らは冒険者達だった魔国の住人の案内で別なルートで王都を目指す


彼らを動かしたのは魔王を知るギルドマスターと魔国の子供達の涙だった


怨まれているとしり込みをする大人達に業を煮やした子供達は身の危険も顧みず


冒険者達の元を尋ねそして涙ながらに訴えたのだった


「僕らの王様をおかしくした悪い奴から取り戻して」と


子供達には判っていたのだ政務を片付けた後息抜きと言って


自分達と遊んでくれた優しい王様がほかの国を侵略するなんてあるはずが無いと


大人には判らなかった身近に接していた子供達だからこそ気がついたのである


そして王様に教えてもらった抜け道から王宮に入ったとき会ったよくない気をまとったベルフェゴートと

王の変化


そして再会した王様からも感じるよくない気と国民全てを憶えていると言った王様が子供を見るなり


「どこから入り込んだヒューマンのがきめ失せよ」と言い放つこれが決定打だった


「王様が誰か悪い奴に操られている」と子供達は大人達に訴えたが誰も取り合わず子供達を叱り


「温厚な魔王様をそんなにしたほかの国の連中が悪いんだ」と言い放った


途方にくれた子供達は教会を訪ね神官に相談するその時だった教会に神が降臨するそして平伏する彼らに


時を待てとそして幽閉されている心ある七大罪の将軍を助け出せと庶民には、知らされていなかったのだが


動員できたのは憤怒と暴食の二つだけで両軍の兵力のみで事足りるとそのほかの5軍は待機を命じられていたのであった


だが実は侵攻に異を唱えたほかの将軍達は捕らえられ幽閉されていたのである


そして運命の日半数は冒険者の下へベルフェゴートがいそいそと王都から出発するともう半数が幽閉され

ていた将軍達を解放したのだった


開放された将軍達は人々に訴える


「今こそわれわれの王様を取り戻すときだ」と


そこへ冒険者達が到着するそしてベルフェゴートが残した人形と呼ぶ兵士達と戦闘になったのだがそこには彼が居た


心を奪われ文字通り人形のように命令のままに冒険者と将軍達と市民に襲い掛かろうとしたときだった


怒りに顔を真っ赤に染めたヤマトが閉じていた相貌を見開くと魔力を開放する強いがあたたかく正しきも


のに力を悪しきものには束縛を与えるとその場に居る悪しき者全てを一箇所に集めると


「我が意の元に燃え尽きよ」


次の瞬間いつの間にか張られていた結界のなかを荒れ狂う炎の竜が満たし焼き尽くし天へ昇っていく


そして驚きの硬直が解けた瞬間人々は割れんばかりの歓声を上げるとヤマトに抱きつき感謝する


そんななか近づいたオーデルが


「とんでもないもの使うなら声をかけてくれよ」と言って肩をたたく


「まあ確かにそうかもしれんが許してやれあの数を結界内に拘束した上焼き尽くすはっきり言うが特級魔


術師か王宮魔術師レベルの魔法の行使だ余裕なんてあるもんじゃないさヤマトとっさの判断であれだけの


術を使わせてすまんな」と言ってギルドマスター礼を言った上で頭を下げると


「魔王を覚醒させるまで頼りにさせてくれ頼むあいつは囮になった二人と俺の友なのだ」


それを聞いて一旦あたりが静まり返るがギルドマスターの背中を頭を次々に叩いていく


「なにしやがる」と頭と声を上げると


周り中から冒険者だけではなく市民までも一緒になって「水臭いんだよあんたは」と言う


唖然とするマスターに「四の五の言わないで一言友人を助けるのに手を貸してくれでいいんだよ」と言って微笑む冒険者


「ああそうだ私達にとっても大切な王様が友人なんだろだったら私らのほうがお願いするべきなんだから」


と言って魔族のご夫人が笑みを浮かべ


「さあ行こう邪魔な奴らは蹴散らして魔王様を取り戻すんだ」


そう言って冒険者達と王都の市民達は連れ立って王宮へ向かう言葉どうりベルフェゴートが放ったであろ

うモンスター達を蹴散らしながら


美しい町並みの先に王宮は在った


王宮の中は将軍達が案内し謁見の間に辿り着く扉を開くと重苦しい音を立て開け放たれる


「ここまだよく来たなだが我が命はやすやすと渡さぬぞ」


そう言って立ち上がると傍らに置かれた剣を抜き払う


あきれたようにギルドマスターが「お前の命なぞいらねえよ、まったく国王になって国を盛り立て他国と


友誼結ぶんだろ災いがなくても必要とされる魔国にするんだろそれなのにあっさりと操られてんじゃねえとんちきが」


そう言うとそれに反応するように「うるせえ爺てめえこそギルドマスターになったのにここまだいちいち来るんじゃねえ」と言い返す


唖然とする一同の前でギルドマスターは続けて「ドワーフ王に聞いたとき疑問を感じたんだよ精神を操る


術ってのはかなり難易度が高くて効果もその分高いそれなのに友人のドワーフ王の問いかけ程度で術が崩


壊するなんておかしいんだよ、しかも違和感だらけなんて腕がよければ記憶まで整合させられるはずだぞ


そこで考えたもしかしてと魔王と言えばもう一つの名は魔術王こいつならばいつまでも操られたままで居るのはおかしい」


「まさか魔王様も機会をうかがっていたのですか?」


「いやそれもおかしい人質に取られている将軍の安否、これも無さそうとなれば後に残ったのは解術にし

くじって外部からの干渉が必要になってしまった」


そう言うと目をそらす魔王


「やっぱりかいつ術がそこまで解けたかは今は問いはすまいだが優しくといてもらえると思うなよ」


そう言ってヤマトの肩をたたくと


「優しくなくてかまわん術をぶっ壊してくれ」と言って後をヤマトに任す


任されたヤマトは魔王の耳元で「子供を泣かせた罰ですお覚悟を」と囁く


顔を青くして「待ってくれ覚悟が居る解術ってやばすぎだろなっ冷静なろう頼むから」と言うのだが


聞く耳を持たずに魔王の頭に魔力をこめた拳骨を落とす頭から足へと紫電が走ると同時に魔王を包んでい


た邪気が霧散する


「うおーーー」


辺りを揺らしながら咆哮する魔王、魔族の王であり最高の魔術王が復活する先程までの他者を威圧する気


配は消え辺りを温もりが包む


「魔王様」


魔族の人々が駆け寄る事態は終息に向かうかに見えただが




魔王が復活したのだが

次回絶望の邪神復活

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