表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/21

決戦の魔国1

現れた邪神の僕

11

魔国に攻め入った法王率いる教会騎士達と仁王率いる王国騎士達の前にゴブリンとオークの混成軍が立ちふさがる


「よくぞこられた法王殿に仁王殿、この世界で残されたまとまった数の兵力はあなた方だけなのでね御待


ちしていました」


そう言って頭を下げるタキシード姿の悪魔


「お前は誰だ」


そう言って尋ねる仁王に


「申し訳ありません、私は魔王様に使える忠実なる僕でベルフェゴートと申します短い付き合いになるか


と思いますがお見知りおきを」


「嘘ですね」


「嘘だな、お前が忠誠を誓っているのは・・・・だろ」


ベルフェゴートは顔を歪めると


「人間ごときがあのお方の名を口にするとはどうしても無残に死にたいらしい」


そう言い放つと両王はその顔を怒りに染め


「あの温厚な彼がなにをとち狂ったのかと思ったらあなたの所為でしたかお言葉を返しますよベルフェ


ゴートあなたこそ私たちの前に現れて生きて帰れるとお思いと笑わせますね」


「あああの温厚魔王を変えやがった報いとくと味わいやがれ」


そう言ってその体から魔力を解き放つ敵陣を揺さぶるほどのその魔力が王が携えたその剣に集束されると


王はそれを一気に解き放つ激しい閃光と高熱が敵軍を襲い大地を揺さぶる


そして煙が晴れた後ベルフェゴートの前にいた混成軍は半数を下回っていた


「そんな一撃で私の人形がここまで損なわされるなんて貴様化け物か?」


その顔にあせりを浮かべながら叫ぶ


法王は冷たい笑みを浮かべると


「まだ私がいるんですからあわてなくても」


そう言うと魔力を解き放ち法王の証であるその勺杖を一振りすると


「咎人達に鉄槌を」


そう言うと天から稲妻が敵陣に降り注ぐ閃光と耳を貫く轟音が消えた後にはベルフェゴートが最初につれ


てきた混成軍はすべて消滅していた


この惨状に顔を青くしたベルフェゴートだったがほくそ笑み笑い出す


「これは想定外だがまだ私の人形がこれだけだと言ったかな私は魔王が覚醒不能に陥るか追放されたあの


方の封印を解くまで時間を稼げはよいのですよ」


そう言うと同時に混成軍を用意すると


「あなた達に同時に魔王と私を相手にする力はない兵力はここにいるのがすべてさあ破滅のときまで踊る


がいい」


と言い放ち混成軍を前進させるが


「小物相手だと楽でいいですね」


「ベルフェゴートお前の誤算は見逃した連中の中に俺達同様魔王の友が居た事ともう一つその中にたとえ


邪神復活したところで思い道理にはさせない奴が居たことその二つだよ」


そう言った途端だったわずかに見えていた魔国の王都の方角で巨大な火柱が轟音をとどろかせながら立ち


上がる


口笛を吹く仁王と笑みを浮かべる法王、対して先ほどまでの笑みが完全に消えてしまったベルフェゴート


「ふふベルフェゴート宛が外れたって顔だぜ」


「そうですね教えてあげましょうベルフェゴート私達は元から囮なのですよあなたのような連中を呼び寄


せる為のね」


「なんだと」


「兵法は欺道なりだそうです目の前に大軍が現れればあなたのような連中は勝利を確定しようとして兵力


を集中しこちら以外には注意が散漫になるってね、それにあなた達のような連中は他人に嫌われているの


ですよ魔国の住民の方達が彼らを案内しています自分達の優しい王様を取り戻してってね」


大軍を囮にしての必勝の一手ってそそりませんか?

次回魔王を覚醒させろ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ