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一の戦場オーク軍VSドラゴン・エルフ連合軍

一の戦場にど派手な号砲が鳴り響きます

平原にオーク軍が陣地を構築しているそしてあちこちから炊事の煙が上がっている勝利をほぼ掌中に押さ


えたオーク達は略奪してきた食料で唯一の戦力となる王国の王都侵攻の前祝とばかりに宴を開いていた平


原を埋め尽くす規模に膨れ上がった絶対的な数の差に勝利を確信し辺りを気にすることもなく酒を飲み捕


らえた人々を嬲り陵辱し辺りに彼らの悲鳴が響こうとも気にすることもなかった


そんなオーク達を影が覆いはるか高空から一気に降り立ったドラゴン達が咆哮を上げオーク達を混乱に陥


れるそしてその間隙を使ってエルフ達が捕らわれていた人々を全て助け出すと笛を高らかに鳴り響かせる


それに従ってその場を離れ空へ飛び上がるドラゴンたち追いすがるように矢が放たれるが全て彼らにかけ


られたエルフの守りがそれを寄せ付けない中央の御輿の上で苦々しげに上を見つめる暴食のオークキング


の前にドラゴンの王である巨大な黒龍が姿を見せる


「オークキングここがお前らの欲望終着点だと知るがよい」


「笑わせるな貴様らドラゴンは幼い一つがいを残して卵は全て食らってやったもう滅ぶ寸前ではないかそ


してエルフ共貴様らも大樹を失い新たな命が生まれる見込みもないお前らが嫌うすべなくしてはな」


「ああそうだヒューマンやほかの種族のように男と女が一つとなるいがいにな、だがそれがどうした大樹


に甘え自らを欲から解放された種族などと驕っていたよ確かになだがそれがどうしたお前らを見逃し俯い


て死のときを待つ理由になぞなるか、ならんよ自然のありように戻るだけ貴様らが奪ったものの報い受け


るがいい」


エルフ王が手を上げドラゴン王が息を吸い込むと次の瞬間エルフ達が生み出した壁に閉じ込められると同


時にドラゴン王が星をも打ち砕くと歌われたその全力の火球を撃ち込むとどろく轟音と巨大な火柱が空を


飛ぶドラゴン達のそばまで届き火が収まったとき生き残っていたのは傷ついたオークキング唯一人だった


エルフ王は地面に降り立つとその腰に帯びていた大樹が生み出したと伝えられるその剣を鞘から抜くと剣


を手にオークキングに一気に迫るそれを笑みを浮かべながら待ち受けるオークキングであったが目の前で


立ち止まるエルフ王に喰らいつこうとしたときには銀の剣閃によって塵へと変えられていた


「愚かな動揺しなければ貴様に敗れることなどあるものか」


そう言ってエルフ王は剣を振るうとそれを鞘に戻した


「お見事止めをおぬしに奪われてしまったワイ」


そう言って人の姿で地面に降り立つドラゴン王だったがその顔は笑みを浮かべていた


まずは一つ両王は顔を引き締めると後ろからやってくる次の戦士たちのために道を空ける


そして彼らがとうり過ぎた後を追いかけるモンスター達の前に立ちふさがると


「彼らは追わせぬよ彼らにはまだ戦場がある手の空いたわしらの相手をしてもらおうか」


そう言って壁となって道をふさぐ彼らの顔には凶暴な笑みが浮かんでいた



二の戦場に両軍がそろいます

次回二の戦場オーガ軍VS三国連合軍我等敵を貫く一槍なり

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