表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

朝の過ごし方

こんばんは

葛西と申します。


初めてのエッセイは惚気に終わってしまったので(それはそれで嬉しい)今回はまた違った何かになるといいです。


前回に引き続き、パフェのミントを取り除くくらいの気軽さでサクッと読んでいただけたらなと思います。

いつも通り、ロフトから降りて洗面所で顔を洗う。冷たい水で、顔に残ったよだれ跡やら昨夜の夢の断片やらを洗い流す。

ドライヤーで髪を整えながら、1日の流れを考える(といっても私はベリーショートなのであっという間になんとかなってしまう)。部屋に戻ると、透明の計量カップにたっぷり水を入れ、キッチンの窓辺で朝日を浴びているガジュマルと金ちゃん(金ちゃんは金のなる木である)に水やりと挨拶をする。

「おはよう。今日は早起きでしょう。」

移動して、タンス側の窓際にいるバジルとパキラにも水を注ぐ。同じ挨拶じゃつまらないから、

「ハローハロー。美味しい?」

と話しかけた。最後にベランダの窓の前にいる、フィカス・ナナにも水をやり

「フィカス、そろそろ慣れてきた?」

と声を掛け、メジャーで高さを測ってメモした。フィカスは新しい家族の中で一番デリケートらしいのだ。

5枚切りの食パンを1枚(いつもは6枚切りのものだけど、たまたま5枚切りが安く売ってたから思わず買ってしまった)トースターで焼いている間、簡単に化粧を済ませる。リップクリームを最後に塗って仕上げるのだが、この後すぐにトーストを食べて牛乳もしくはコーヒーを飲むので跡形も無くなってしまう。

タンスを漁り、お気に入りのジーンズにTシャツを着る。最後に真っ白の腕時計とシルバーのイヤリングを片耳に付けて完成だ。

いつから中身を入れ替えていないのか、記憶が定かでないトートバッグ(ちゃんと確かめたわけではないが、スケジュール帳とペンケース、お財布と文庫本1冊、小さなメイクポーチが入っているはず)を肩にさげて家を出る。鍵をかけて、ついに3年間一緒にいる相棒のママチャリに飛び乗るのだ。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ