表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
路地裏ダイブ  作者: マーブル来智
1/1

潜水開始

 初投稿です。

 まったりお楽しみください。

 皆様は散歩は好きだろうか。僕は大好きである。日本一散歩を愛する者と言っては過言があるかもしれないが、僕は本当に散歩を愛している。

 早朝、清閑な住宅街を歩くのも良し、昼、人混みで賑わう駅前を散歩しても良し、夜、日が顔を見せている時間とは、また違う姿を持つ街へ探検に出掛けるのもまた良し。

 


 ――――そして、喧騒から隔離された路地裏に入るのは、さらに良し。



 路地裏という空間にどんなイメージを抱いているだろうか。

 暗い、怖い、怪しい、というイメージを持つ人も多いだろう。路地裏に対してそういったイメージを持つのは当然だから――――人は路地裏を避ける。



 路地裏を避けるから大通りが栄える。

 大通りが栄えたから路地裏から人が消える。

 鶏が先か卵が先かみたいな下らない永遠の謎である。



 しかし、長崎県の軍艦島等を例に挙げると、人の手のつかなくなった場所ほど、そこには神秘とか不思議とかが宿る気がする、これは廃墟探検家と同じ心理なのかもしれない。

 

 路地裏は、大通りの裏側、正反対の空間。即ち、路地裏にはその街が持つ裏の顔が隠されているのである。

 路地裏は、鏡のように街の真の姿をそのまま映し出す。


 僕は嘘をつかないそんな空間が、どこよりも大好きである。


 そして今日も、私はこの街の裏側に入る――――――いや、この暗く深い場所には、それは不適な語かもしれない。


 訂正しよう。


 そして今日も、私はこの街の路地裏に『潜る』のだ。


 

 


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ