17.文化祭は、ネコミミ喫茶~補正破壊編~
もうすぐ、待ちに待った秋の文化祭がきます。
これは、荻堂一真の好感度『サゲサゲ』イベントを起こせる素敵イベントなんです。そうです、なかなか下がらないと評判の好感度を下げれるのです!
とうとう、私の時代が来ましたね!
言っててイタイですが、私にとって最重要のイベントなんです。
そうそう、ロリコン教師が辞職してクラス担任になったのは、合法ロリの梅川 花菜先生です。
乙女ゲームな世界で、合法ロリが見れるなんて思いもしませんでした。
合法ロリなのに教えるのが上手なので、花ちゃん先生と呼ばれ慕われて?います。
これ、合法ロリは関係ないですね。
花ちゃん先生の年齢?、乙女に年齢を聞くのは野暮ですよ。【自主規制】です、【自主規制】。せっかくの合法ロリなので、年齢は絶対に訊かないようにしようと暗黙の了解なのです。
文化祭の出店を何にするかを決める日になりました。
1.展示
2.飲食店
3.その他(お化け屋敷など)
このうちのどれにしようかと話し合いになりました。
荻堂一真が、
「その前に、先生の年齢が気になります。文化祭のことを決める前に言ってもらえませんか?」
「先生に、そんなこと訊かないでよ。女の子の秘密なのに」
半泣きになりながら、言いました。
そして、花ちゃん先生が学校に来てからの空気を読めない発言に、荻堂一真は四方から教科書で頭を叩かれていました。
一人、教科書の角で叩いた男子がいたのですが、彼はいい仕事をしますね。
ここで、花ちゃん先生が好きな荻堂一真と未那さん以外のクラスの全員がほっこりした気持ちになりました。
それにしても相変わらず、空気の読めない男ですね。
花ちゃん先生の年齢は訊かないことになっているのですよ。
馬鹿ですか?アホですか?いえ、間抜けでしたね。
男子の一人が、「ネコミミ・メイド喫茶がいいです」と言いました。
女子のほとんどが、ドン引きです。
男子全員が、それがいいと言い話し合いは平行線です。
ネコミミ喫茶?男子たちは甘いですね。女子たちだけがネコミミ・メイドのコスプレをすればいいと思っているんですね?
なので私は、「男子は、ネコミミ執事をすればいいんじゃないですか」と言った。
これには、ほとんどの女子が大賛成。そして、男子は大ブーイング。
誰しも自分だけが恥ずかしい恰好なんてイヤですよね?
「愛梨、お前なんてこと言ってるんだよ!今すぐ取り消せよ!それなら、許してやる」
と言って、荻堂一真が私に掴みかからんばかりの勢いで、席を立ち近づいてこようとしました。
ですが、私の席まで来ようとした時に後ろの席の男子に足を引っ掛けられ、転びました。
荻堂一真はその男子に文句を言おうとしたのですが、周りの非難めいた視線に負け、何も言わずに自分の席に戻りました。
未那さんは、荻堂一真を転ばしたした男子に文句を言おうとしたのですが、まどかさんの無言の重圧により、文句を言うのを諦めたようです。
時間内で終わらせたい副委員長のまどかさんは、
「ネコミミコスプレは、花ちゃん先生もしてもらいます!」
この魔法の一言により、クラスの出店は『ネコミミ・メイド執事喫茶』になりました。
荻堂一真は不満のようですが、決定したことなので変更はできません。
まどかさんによると、後日の委員長会議の出店申請で、飲食店の人気がすごかったのらしいのですが、「花ちゃん先生のネコミミメイド姿が見れますよ」の一言で、このクラスのみ簡単に飲食店枠をもぎ取れたそうです。
すごいですね、花ちゃん先生効果。
そしてきました、文化祭当日。
何気に顔面偏差値が高い人が揃っているので、朝から大忙しです。
やはり、一番人気は合法ロリな花ちゃん先生。
花ちゃん先生見たさに、子持ちの先生方はこの『ネコミミ・メイド執事喫茶』に来ています。
他の先生方は文化祭で見周りをするのですが、花ちゃん先生は免除されたようです。
花ちゃん先生は不思議がっていますが、ネコミミメイド姿を見るとそれが納得できるというものです。
クラスのみんなは私が荻堂一真を心底嫌っていることを知っているので、休憩時間は荻堂一真と被らなくしてもらえました。やったね。
休憩時間になると、直樹お兄様が迎えに来ました。
私の休憩時間中は、一緒に回ってもらう約束をしたのですよ。
直樹お兄様の元に行く時、まどかさんはどこか顔を引き攣らせながら笑って手を振ってくれました。
直樹お兄様のクラスは受験生ということもあり、展示をしているとのこと。
色々なところを回っていると、背後から視線を感じます。
振返ると、誰も見ていないので気のせいでしょうか?
休憩時間は、ものすごく楽しめました。
文化祭を終えると、荻堂一真は鳳凰院家の葛城さんとその他の人たちに逃げ場のないように囲まれて、連行されていきました。
その時に葛城さんは、「きっちり調教と教育をしますので期待してて下さい」とものすごい笑顔で言いました。
彼は、荻堂一真に対して何か思うようなところがあるみたいです。
文化祭の売り上げトップは、花ちゃん先生効果でこのクラスでした。
やはり、合法ロリは正義ですね!
主人公の休憩中、後をつけていたのは『美少女を愛でる会』の会員です。
彼らは、魔王様の犬のお散歩を見ているというように微笑ましく見ています。
ただし、その時に雲瀬直樹を視界からシャットアウトしています。
だって、魔王様だから。




