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侵入者-3

「家の中だからだけど?」

至極当然なことを私は答えた。

現代において、他人の家までわざわざ遊びに来る人はほとんどいない。私の家も当然例に漏れず、来訪者と言えばレベッカくらいだし、両親は仕事でほとんど帰ってこない。そもそも、両親にもレベッカにも、別に裸体を見られたところで何の問題もない。故に私は衣服を着ないのである。

「ふむ…どうやら200年もの間に随分人間は恥を捨てたようだな。私の知ってる時代では、男が女の裸を見たら大変騒々しく悲鳴をあげられたものだが」

もっとも、男の言うことも正しい。

「普通だったら悲鳴あげてるわよ。だけど、見知らぬ男が家に侵入してきて、裸を見られたことを気にするよりも、私なら命の心配をするわ」

すると男は納得したような表情で私の手元を指差して言った。

「なるほど、つまり君がその赤いボタンに手を掛けているのは、何らかの侵入者迎撃システムを作動させるため、というわけか」

「ご名答。それじゃあね」





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