第三次世界大戦は どのようにして回避されたのか
あらすじ
201X年
KI国はKO国との軍事境界線に着々と軍備を増強、
CH国やRO国は傍観の立場を主張
AM国やJ国の説得にも耳を傾けず
もはや戦争は避けられない、と誰もが
諦めていたその時、
KO国、AM国、J国のネット上に
ある怪情報が流れた
「 I GET ”RSA” 」
それはRSA_SQ社が2007年まで
行っていた素因数分解問題に対する
すべての回答であった
現代社会は情報化社会である
すべての情報はインターネットを通じて
やり取りされる
政治、経済、軍事。
その内 重要と思われる情報のほとんどは
暗号化されてやり取りされている
その暗号化の主要な技術の一つが
RSA暗号である
RSA暗号の核心部分は
素因数分解の難しさに依存している
RSA暗号を、鍵と呼ばれる数字を使わず
解こうとすると
数百、数千桁にも及ぶ数字の羅列を
二つの素数に分解するのに
世界中のPCとスーパーコンピューターを
を総動員したとしても数百万年もかかってしまう
その暗号解読の難しさと、暗号の作成のし易さから
暗号化技術の主流になってきたのだが
そのRSAが解かれたというのである
世界の首脳、軍事関係者は色めき立った
その情報がもし本当なら、その”誰 ”かは
世界中の情報を手に入れたのに等しい
もしその技術が敵国に渡れば戦争は確実に、
”負ける。”
世界中でその”誰 ”かを特定するために
情報技術者、警察、軍事関係者、すべてを投入し
あらゆる手段が講じられたが 何故かその発信先すら
掴めず
悪戯に時が過ぎていった
各国首脳はお互い疑心暗記に陥った
”このまま戦争を起こしてはまずい。”
誰からとなく提案が成され
主要国会議を開催、
ひとまず戦争を回避する事で一致した
世界中の人々が安堵する中
みな同じ事を思った
あの”誰 ”かとは
こうなる事を知っていたのか
それとも別の目的があったのか
これから先、いったいどうなるのか....
そして こうも思った
ああ、
"今日の晩めし、 何食べよ。”