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少「女」詩編

lady

作者: Ale Kanno



 相当な感情を犠牲にして


 不純な陰謀を正義にした


 実感なんてない日常を


 其の手で隠して



 お気に入りの香水をつけていこう


 ここの映画館はいつも空席だらけ


 口に氷ふくんで目を瞑る


 好きな音楽だけ流して


 一つ 飲み込んだ




 高尚な説法も劣等感の前では息もしてない


 容易くない健康体のことで悩むのはもうやめたんだ


 実感なんてない日常を


 目隠ししながら歩くんだ



 なにも考えずにキスマークをつけたい


 エレベーターの鏡から抜け出せなくなって


 口に氷ふくんで目を瞑る


 好きな音楽だけ流して


 一つ 飲み込んだ





 変わらない友情に


 舌を出しながら拍手する


 スカートを翻しながらきめるソバットを思い出して


 口に氷ふくんで目を瞑る


 好きな音楽だけずっと流して


 一つ 飲み干した




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