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こまかい詩集2

詩 ここに「ある」ことに疲れました

作者: 仲仁へび



「ある」ことに疲れました


「ない」ほうがいいんです


 ここに「あり」たくないんです


 ここから「ない」ほうにいきたいんです


 物質では「あり」たくないんです


 物質以外の「ない」になりたいんです


 消えたい


 消えたい


 ここから消えたい


 私は消えたい


 消えてしまいたい


 どうしてここに「ある」のでしょう


 どうしてこんなものが「ある」のでしょう


「ない」ほうがいいと望んでいる


「ない」ほうが皆のためだと思っている


「ある」のは嫌だと願っている


「ない」になりたいと祈っている


 それでも世界は「ある」を選んで


「ない」状態を拒み続ける



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