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ラナウェイガール

作者: h
掲載日:2023/03/10

告げられた真実は

突拍子もないもので

悲しむより先に

面白いと思っちゃった!

だから逃げ出すのだ、悲しみに追い付かれる前に


良かったな

全部手遅れになる前で

もしかしたらってそんなのないか!

心が麻痺してるうちに

消化できたら

泣かずに済むよね

目は腫れずに済むよね、たぶん


あなたの目が

私を見たときに

あなたの手が

私に触れたときに

嫌いになれないや

嫌いになりたいのに

騙されていたかったかも

少しずつ荒くなる呼吸

足がもつれ出した


やだな

やだよ

まだ逃げつづけていたいよ

受け入れたくないな

あなたのしてくれた全てが

全部勘違いなんて!

やだ


転んだ

膝から血が出てるけど

痛くはないよ

痛くはないよ

痛くはないよ

だって可笑しいでしょう!

こんなタイミングで転ぶなんて

あんな人を好きになったなんて


悲しみがついに私に追いついて

背中をさすった

「痛かったでしょう」

悲しみは

悲しみだけは

馬鹿な私を笑わなかったの

「今痛いのは、今血が出ているのは、精一杯走ったからだよ

そんな、君を誇りに思うよ」


そして、分かった

痛みは涙で溶けて

私の一部になるんだね

心の形はこれからも少しずつ変わっていく

明日の朝は

今よりきっと

私は私を愛せているはずだ

たぶん、目は腫れてるけど!

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