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Battle in Wonderland  作者: 琉花音
1/1

〜血塗られアリス〜

あぁ....アリス.....


なんで君が.....


許さない.......

チェシャは絶対許さない.......!!!


アリスを処刑したやつを、チェシャは絶対許さない.....っ!!!



待っていて....アリス....

かならず迎えにいくから......

待っていて.......

暖かい水の中で、少年は沈んでいた。

なぜ沈んでいるのか分からずに。


少年は何かを忘れているような気がするが、

あまりの眠気に負け、眠ってしまった。


「あれ.....俺、なんでこんな所にいるんだっけ?」


目を少し開けてみると、赤い何かが見えた。

そこで少年の意識は途切れた。


------------------


次に少年が目を開けたのは、綺麗な泉の前だった。

「ここ.....どこだ?」


目の前には、綺麗な少女が踊っていた。

彼女の着ている服は見覚えのある服で、

少年はとても懐かしい気持ちになった。


声をかけようとしたら、また眠くなり

少年は倒れてしまった。


----------------


「......い.........お..............お......い......!!」


誰かがうるさく叫んでいる。

少年は、うるさく叫んでいる主が誰なのか確かめるため目を開けた。


そこには見覚えのある若い男性がいた。

「あ、やっと目が覚めた!大丈夫か??」

と心配そうな顔でこちらを見ていた。


彼の名前は玄道 海斗。

少年の3つ年上の幼なじみだ。

「海斗......?なんでここに居るんだ?夢?」


そう、海斗は3年前に交通事故で死んだはずだったのだ。

「それがさ、気がついたらここにいたんだよー。琉斗こそなんでここで寝てんだ?死んだのか?」

なんて、ワクワクしながら琉斗を見ていた。


「いや、死んではない。俺は確か......いつっ....!!」

自分が元いた場所を思い出そうとすると、突然激しい頭痛に襲われた。

「おいおい、大丈夫かよ!」

「っ.......あぁ....大丈夫だ....それにしても、ここはどこなんだ....??」

「わかんない、けど、お前が元いた場所ではないよなー?」


2人がキョロキョロしていると、後ろから突然.....

「ばっ!」

という声が聞こえた。

「「!?!?!?」」

2人は驚いて、海斗だけ尻もちをついた。

「おい、大丈夫か?」

と琉斗は心配してなさそうに言うと

「大丈夫大丈夫!俺死んでるし!」

と、海斗は元気よく返事をしたのだった。


琉斗は海斗とのやり取りを終えると、目の前にいる

奴を見た。


そいつは少女の姿をしていた。

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