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我は神の子  作者: 横山
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 季節は秋、境内に掃き集められた落ち葉の山に手をかざし、それをくるりとひるがえす。

「えいっ!」

 掛け声とともに勢いよく手を跳ね上げると同時に落ち葉の山からドングリが噴き出し、その勢いで落ち葉も舞い上がりひらひらと散らばった。

「落ち葉山の大噴火じゃ〜!」

「仕事の手間を増やさんでください!」

 神官(じんかん)博恵(ひろえ)に頭をはたかれた。

「むぅ、昔は一緒に喜んでたじゃろが」

「一緒に親父に怒られた事はお忘れのようで」

「安心せい、善博(よしひろ)も昔は手を叩いて喜んどった」

 今は頭が光りかけている博恵の父、善博も小さな頃は一緒に遊んだのにいつの間にやらでかくなる。

「博恵はいつ嫁御を貰うんじゃ?早う坊の遊び相手を作れ」

「私は半人前ですからね、嫁をもらうにはまだ早いですよ」

 ほうきで舞い散った葉を集めながら博恵は笑った。

「なぁ博恵」

「どうしました?」

「毎日落ちる葉を集めるのは大変じゃろう?」

 今は霜月の初め、これから木は冬準備のために次々と葉を落とす。

「まぁ、そういうものですから」

 そう言って再び手を動かす博恵の手伝いをしてやろうと坊はこそりと案を練った。

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