第2話 大津港へ
7時41分の電車が来た。415系1500番台の4両編成だったがそんなに混んでいなかった。土曜日だったからかもしれない。一番前の車両の4号車に乗った。隣の駅の日立駅まではよく乗ったことがあるのでいつも通りの風景だと感じた。日立駅から十王駅までも乗ったことは何回かある。日立駅と小木津駅の間には常磐線で初めてのトンネルがある。トンネルだから何かあるわけでもないが。
十王駅から磯原駅までは2回しか乗ったことがなく、磯原以北は乗ったことがない。つまり、磯原駅から大津港駅は初めて乗ることになる。ちなみに、磯原駅まで2回しか乗ってないというが、どのような用事で乗ったかは1回目は中1の時に辞めた卓球部の大会(総体とかではないもの)の時。2回目は2月頃に受験勉強の現実逃避で行っただけの時だ。
出発してから約35分後、茨城県最北端の駅である大津港駅に着いた。ホームに設置されている橋を渡り駅の改札に向かった。駅の自動改札機がなく、駅員にフリーパスを見せて改札を出た。駅舎は以前Webで見たのとは違うものだった。きっと、改装したんだろうと思った。
小木津駅に行ったことがあったこともあるが、ここも同じく自動改札機がなかった。なぜ自動改札機をつけないのか疑問に思うのだ。乗員が少ないいわき以北なんかはいいと思うが、この辺はまだ多いほうだ。自動改札をつければ駅員も楽なのにと思う。
駅舎の写真を撮って、券売機で記念に入場券を買った。あくまで、記念に買うだけなので、子ども料金の70円で買った。
次は高萩まで行こうと思った。では、なぜ高萩に行こうと思ったか。9時02分発の普通列車上野行きに乗るためだ。そんなのホームに出なくてもできるでしょ?と思う人がいるかもしれない。しかし、この次は取手に降りる計画だった。そのため、100km以上の移動になるので、普通車ではキツイかもと思った。それで、普通列車グリーン車に乗ろうと考えたのだ。普通列車グリーン券は券売機だとその駅から乗る場合に限りのものしか買えないのだ。(ちなみに、みどりの窓口ではその駅以外から乗る場合の普通列車グリーン券が買えます。)だから、高萩駅で一旦改札を出て、グリーン券を買い、再び改札に入ることにした。ついでに駅舎も見てこようとおもった。
それで、8時35分発上り普通列車水戸行きに乗ることにした。フリーパスを駅員に見せて駅のホームで待つことにした。