第1話 以前から考えてたこと
2014年3月6日―受験終了した翌日、春休み中に電車旅をどうするかと考え始めた。以前からやってみたいと思っていた。鉄道に興味を持ち始めたのは昨年10月頃だが、4月から増税があるからということもあった。
何かよさげな切符がないかなと1月ごろから探していた。土休日有効な週末パス、3連休に使えるパスなどなど…そんな中で良さそうのがあった。当日限り有効の「ときわ路パス」である。他のパスは2〜3日有効だったりするので、こちらの方が都合が良かった。茨城県内が乗り降り自由で値段も2,000円とお得だ。追加で料金を払えば普通列車グリーン車や特急に乗ることが可能だ。また、別に運賃を払えばフリーパスの外でも乗れる。僕は検討した結果、これを利用することにした。
お金は11月ごろからため続けていたお金(本当は週末パスを買うため8,500円貯めようとしていたが、5,000円ぐらいしかたまらなかったが。)で実施した。ただ、県内だけではつまらないので、お金を出して東京の方にも行くことにした。また、前から気になっていたところも行ってみることにした。
そして、実施日はいつにしようか―3月15日にすることにした。別に意味があってこの日にしたわけではない。(ちなみに、この日はダイヤ改正日だったんですが…)
そして、当日の2014年3月15日。自宅から最寄りの駅である常陸多賀駅から出発となる。当日の朝は僕の母に駅まで送ってもらうことになった。
最初の電車は7時41分発普通列車下り広野行きで大津港まで行くことだ。指定席券売機でフリーパスを2,000円で買い、改札を通った。1番線のホームで待った。数分後、suicaにチャージしておこうと乗り越し精算機でチャージしておいた。さらに数分後、いよいよ電車が来る時間になった。いよいよ初の電車旅行が始まる―。