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42話 

僕は、元々、大学で教授...ではなく、派遣の清掃員として働いていた

教授には、なりたかったけが、席が空かず、そうこうしているうちに、

就職には遅くなり、失敗

結果、アルバイトだった、清掃業が本職になり、大学の清掃の日は、残されていた教材を読んだり、

問題を解いたりもした


学生の頃は、そんなふうになるなんて思ったこともなかった

前は、テストの成績がいいから、高い偏差値の大学に入れたから、少し、周りを馬鹿に見ていたし、

自信を持っていた


大人になるまでの、順風満帆な人生と、大人になってからの、失敗と、不条理に満ちた人生は、

第一、第二と表すほどに、180度世界が変わって見えていた


そして、今は...


「第三の人生、激変は、マイナス方向に進んでいた僕ごと、世界丸ごと180度変えて、

新しい人生を与えてくれた」


「...そうか」


「そして、今の僕を支えてくれているのは、間違いなく、あなたのおかげです」


「...」


僕は、目の前にいる、深くフードを被り、顔もよく見えない男性のおかげで、強くなれた


「もし、あなたに、戦闘の訓練をしてもらってなかったら、

もし、あなたのプライベートダンジョンに案内してもらっていなかったら...」


「タラレバはいい。それより、約束通り、エネルギーに関する新しい本と、創作の種類別に、

その世界観においての魔力の定義をまとめておいたぞ...」


「おお!今日もありがとうございます。電子媒体や、紙媒体で保存されていた本や論文は、

その多くが無くなってしまい、入手が困難でしょうに...」


「おい!例のものは持ってきているんだろうな?これはただでやるために集めたわけじゃないんだぞ」


「ええ、隣の部屋にまとめてありますよ。何分量が多いので...」


...この男性は、なぜだか壊れたダンジョンコアを集めている

ランスロットというイギリス人が、世界中でダンジョンを攻略しまくっているから、

金を積めば、コレクションとして集めるのは案外難しくない


まあ、強力なアイテムになるわけでも、特殊な機器を作成するのに必要なわけでも無いため、

国の研究機関以外にも、十分に身元が証明できれば手に入れることができる


身元が必要なのは、未知の危険なスキルを発動するのに使用する可能性があるから一応という、

まだ、専用の法整備もままならない中での応急措置があるから


さて、今週分は渡したし、ダンジョンにお邪魔させてもらおうかな〜


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「これは、G級、これもG級、これはF級だけど、欠片が小さいな...

よし、これだけあれば1カ月分は行くだろう」


顔を隠した男、頼光は、空間魔術で壊れたダンジョンコアをしまうと、建物の地下へと続く道を開け、

階段を降りていく


降りた先には、かつてのゴブリン王国、

そう、先程の建物は、無法者たちの住んでいる建物は、元々表層階だった、

ランスロットが焦土にした土地の上に建っていたのだ


頼光の向かった先は、かつてのコアルーム、

そこには、無傷のコアがあり、しかし、なんの反応も示さない

そこに、壊れたダンジョンコアを押し当てると、溶けるように吸収されていく


「残り50年...コア、お前が早く治らないと、

俺はいつまでもこんな面倒なことを続けにゃいけないんだぞ?

敵がいなくなってしまう前に...急げよ」


ランスロット襲撃時、導馬は手持ちのDPを使って、中層階を増やし、

武器と魔物を召喚し、

下層階への道を幾重にも隠すことで欺いた


おかげで、ランスロット(やつ)は偽物のダンジョンコアを壊して満足し、

王国民の大半が生き残った


導馬の生死は不明


羅刹が意識を取り戻し、頼光と共に向かったときにはすでに、

残っているのは何もなく、焦土と化した階層をいくら探しても見つかることはなかった


その後、頼光はひたすらにレベルを上げることに注力した

100レベルに到達し、コアを解放しようとした


復讐は、しなかった


そもそも復讐という考えがでてくる時点で性格が変わったと言えるが、

状況把握能力が弱いわけではない


まず、すぐにできることから片付けようとしたのだ


だが、順調にことが進むわけもなかった


ダンジョン維持にかかるDP、これの維持に必要な九州への遠征は、

表立っての行動によって、再びランスロットが襲撃に来ることを避けるため、控えるしかなく

そのうえできる限りDPを供給しようとした王国民がダンジョンの外で狩りをした結果、

同じくうまくやり過ごした狐のダンジョンマスターがこちらの存命に気づき、

襲撃されるようになった


これの対処には羅刹に任せ、さらにギリギリの闘いを続けて可及的速やかにレベルアップを目指すようになる


焦っていた、

内側の、もう1人の自分によって、コアを人質に取られてしまったときのように、


あの時の焦りは、ダンジョンに帰ってきたことで、懐かしさや安心感からむちゃをするレベルではなくなり

ギリギリの闘いではあるが、きちんと引き際を考えた鍛錬に落ち着いていたが...

それが再燃化した


これまで使ってこなかった「鬼功」も使った


「鬼功」、文字通りの鬼の武功、使わなくても、

練気のスキルレベルが上がるごとに上がっていったスキル、

上がる理由はわかりきっている。

中にいるもう1人の頼光が精神世界のなかで使い続けていたからだ


そして頼光がこれまで使ってこなかった理由も明白、

それに頼ったら、戦う時、もう1人の自分のほうが自分より強くなることを理解していた


でも、もうそんな贅沢を言っている暇は無い


レベル100になるまでに関係ない障害は、羅刹が取り除いた


そして、100に到達し、戦いが始まった

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