間話 大罪1
inアメリカ ※()内は外国語だと思ってください
「(Mr.マック、我々アメリカは、貴方の作った国、
バーテックス王国を認め、同盟国とすることをここに誓います。)」
「「「「「whooooooo!!」」」」」
マック・プライド・ミラー、
ブラジル系黒人アメリカ人
元軍人、元ペットショップの店長、元獣医
アメリカに出現した強力な魔物、アバドンを討伐
約10万8000人の新興国、バーテックス王国を建国
テイマー系特殊スキル所有者
称号「傲慢候補1位」「ビーストテイマー」
激変前、
彼の趣味は動物コレクションといえば良いのだろうか、
牛や豚、犬や猫、鷹や梟、虎や狼、蜥蜴や蛙、魚や亀、
ペットとして買えそうなものはあらかた、
珍獣や、本来然るべき機関で保護すべきな希少種まで、
雌雄一対で揃え、まるで己は聖書のノアであり、
生き残るべき者を選定するのだと言わんばかりに蒐集していた
そして実際、世界が変わった
彼の家は、許可なく飼育している動物が見えないように、隠密性が高く、要塞のごとく堅牢で、
備蓄と自給自足で3年以上引きこもれる食料があった
元軍人なので、戦闘力もあった
元獣医なので、医学知識が一部あった
そして、ファンタジーの創作物についても、友人から漫画やアニメのDVDを渡(布教)され、
知ることができた
世界的に、大抵のダンジョンで最初に溢れてくる魔物は、ゴブリンだ
彼の家の近くのダンジョンもそうであり、
近隣住民はすでに避難をしていた
そもそも、彼の動物コレクションは、欲しいという強欲からくるものではなく、
万物ことごとく己の下にあるという傲慢
ならばゴブリンも当然...
彼の固有スキル「万獣の王」
効果は単純、弱い敵、倒した敵を強制的に従わせる
このスキルの支配下に置かれることになる
哀れなことに、
ゴブリンは数がいる種族だ
肉食獣のエサは必然的に決まり
そして、激変より数ヶ月後、ペットたちに変化が訪れる
最初に変わり始めたのは肉食獣
魔物を倒しているのはもちろん、
魔石ごと食べているため、急速にレベルが上がり、進化を遂げた
次に変わったのは、植物
魔物の血や、進化した肉食獣の糞により
魔力を持ち、少しだけ丈夫になった
そこから、草食獣や虫なども進化を果たし
その間、捕まえられたゴブリンたちは畑仕事をした後、エサとして檻に放り込まれるというサイクルをしていた
しかも、ペットたちは全員マックの従魔扱い、
直接に比べれば経験値は少ないが、レベルが上がり続け、より多くの仲間が捕らえられることになった
そうして、物価高と、これまで助けてきた人達(結果的にそうなっただけ)からのお願いもあり、
彼はアバドンを倒すに至ったのだ
彼の国の領土は、アバドン達により荒らされた一部と、彼の家であり、
アメリカ南東をえぐるような形になっている
「(本当に、あの土地で良いんだね?我々としては、君たちは元々アメリカ国民だし、
国を救った英雄であるわけだから、独立したいのなら広さは少しだけ小さくなるが、豊かな土地を分けることに反対するものはいないのだぞ?)」
「(別にいい、土地の問題はスキルが有ればなんとかできるはずだ。将来的に、こっちが発展しすぎても文句言うなよ?)」
アメリカとしては廃棄するしか無いほどに荒れた大地だが、
彼についていく人間のほとんどは、もともとテキサス州周辺で農業に務めていた人達、
開拓に向いたスキル持ちは多く、復興は時間の問題である
「(少なくとも私なら、君を敵に回すような、愚かなまねはしないよ。
やるなら、そうだねぇ...あえてアメリカを君の国に吸収合併して、内側から乗っ取るかな)」
大統領はハハッ、と笑って見せているが、彼だって、前大統領がアバドンに向けて核を使用し、
その結果、逆に更に国土を荒らされ、辞任した後に新しく就任したばかり、
それでも、彼は緊急時にこそ力を発揮するタイプで、覚醒者でもあったため、
被害を大幅に減らした凄腕だ、将来は、実際にそうなっているかもしれない
新たな大国は、一体これからどうなるのか...
野崎優心くんのなりたい王様は、これとはちょっと違うんだけど、
まあ、嫉妬しちゃわないか心配だね!
chips
彼はまだ候補のままだよ!チャンスは有る。ジジイがんばれ!
怠惰だけしか大罪獲得しているのがいないのに...なんか日本で暴れているやつがいるでしょ?
大罪系は効果の割に習得が容易だからそこの勢力が大きくなるはずでしょ?魔王より先に勇者がレベリングしちゃ、ゲームバランスの崩壊だよ




