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間話 硫化鉄とかの化合物って炎色反応あるの?

野崎くんのほうです!

「ふんふふんふーん♪ふんふふーん♪ふんふんふふふんふふふふーん♪...」


「ずいぶんごきげんですね?」


「あ、気になる?そんなに気になる?」


「はい、気になるので教えてくださいますか?」


「しょうがない、教えてあげよう。実はな、スカジがな、もうすぐ進化できそうだって!」


「それはめでたいことですね。今、中位ですので、次は...高位精霊でいいのでしょうか?」


「知らん。でも、今でも十分強いのに、進化したらどれほど強くなるのか...」


「そうですね〜、少し前まで、スカジさんが我々の中で一番強かったですからね」


そう、ミーミルが進化するまで、暫くの間完全回復したスカジの無双タイムが続いていた

雪の精霊らしく、雪をつかって攻撃するのだが、雪は雪崩のような質量攻撃と、体温を奪う属性攻撃が

体の自由を奪い、回避不可能な一撃をもって潰す

食料の消費を強制されるから、来るときは面倒に思ったけど、血を流す魔物がすくなくて良かったと思う


もし、血があったら、真っ白な雪が、辺りを真っ赤に染めるほどの快進撃だったからな


『ウォンッ!!』


「そうだな、今はお前たちが俺の腕だ。期待しているぞ」


ミーミルをテイムするときに噛みつかせた左腕はレベルアップして、体の再生能力が向上した

今でも右腕に比べて動かしにくく、強くなってもらわないと、割に合わない


「では、おしゃべりはここまでにして...着きましたね。旧山形、福島、新潟の境界に位置する

ダンジョン”千徳の黄金”、山形県の昔話をもとにしているんでしょうが...もとの話とどれだけ同じと言えるんでしょうかね、これ...」


「少なくとも、道中で聞いた話の内容より、見返りは大きそうだぞ?」


「見返りは大きいでしょうが...あれは結局、相手への善意は自らに返ってくるという話なので、

あそこに見える金の山を持ち去ろうとしたら、逆にひどい不運が襲ってくるかもしれないですよ?」


「ダンジョンはそういうものだろ?なら、

確実に報酬があるところに行くのを日和るのは馬鹿だろ」


「あれまあ、ずいぶんと積極的になられて...

私としては、そのまま勢いで...となって欲しいものですが」


『ヴォウ!』


『コオオオオオ!』


「そうですよね、お二人がいるからありえないんですよね。トホホ」


「おい、もし、敵対するなら覚悟しろよ?」


「しませんよ。それより、もし、仮に、あの宝の山まで着いたとして、どう持ち帰りましょう?」


「しらん、取らぬ狸の皮算用だぞ。」


爺は、俺を悪魔にするためなら普通にミーミル達を殺そうとするだろうし、

それができるだけの力を持っている


「おっと」ブンッ


ピキピキピキピキッ!

ドガーンッ



「シッシッ」ノシ


びゅうー〜ー



「はあぁぁぁぁああ!!」


の三属性を操る魔法使い


3対1の状態なら勝てるだろうが、1対1ではかなり厳しい

俺達より倒している魔物の数少ないだろと言いったのだが、悪魔信仰のおかげですとしか返ってこない


正直、敵にならないでほしいところだ


「なんで、私ばっかり働いているんでしょうねぇ〜?!」


「いつもサボっているからその分だ。それに、ゴーレムは動かしているだろ?」


「よっと、そのゴーレムも、おっと、自動モードでしょう?がっ、腰がっ!...はあ、はあ」


老体であるということが、救いか...


というか...そうか、裏切られることを心配しているが、信じられないというのは

思いの外苦しい、というか...面倒、そう、面倒だな


王になれたとしても、同じようなことが起きてしまっては安心が出来ない

恐れる、企む、心配する...それらは王という立場を考えれば避けられない苦悩ではあるが、

俺はそんなもののために目指しているわけではない

驕り、悩まず、一切の不幸と無縁であり、幸福で...


ホムンクルスを作る際は安全装置にも気を配らなくてはなのか...


まずい!どんどんと、意欲がなくなっていく、さっさと目標を達成してしまわなくては!


「ミーミル、スカジ、さっさと終わらせるぞ。合わせろ!」


いつの間にかかなり集まっていた動物型の魔物たちや黄鉄ゴーレムに向けて棍棒を構える


魔術、爺が教えてくれた魔術は2つだけ、

一つは、火起こしが簡単になるだけの”着火イグニッション

二つ目のそれは、魔力を物に込め、強化する魔術、”付与エンチャント


どちらも初級の魔術らしく、効果はあまりないが、覚えるのが簡単だと爺は言っていた


「”付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火”......」


その簡単な魔術すら、覚えるのに1週間かかり、才能が無いと言われた


「”付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火”......」


言葉によるイメージの固定化、術を使う上で重要なその能力が足りていなかった

力が全てになったのに、新しい力を使う才能が無い。

努力でどうにかできる範囲にない。

身体能力だけではこの力を保つ相手に勝てなくなる。上に立てなくなる...王になれなくなる

なら、諦めるのか?父親に現実突きつけられて、反論できなくて、簡単に諦めていたあの頃みたいに?

...馬鹿かてめえ?!


「”付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火””付与””着火”...」


そこで俺の行き着いた答え「単純な精緻シンプレックスクラフト

馬鹿みたいな手間を掛けて、簡単で矮小な術で、複雑で強力な力を再現する


棍棒への1250回の”着火”の付与、

火起こしの魔術、つまり、攻撃した対象に火をつけるだけのそれが、

魔力のゴリ押しにより、攻撃するまで周囲になんの影響も与えないはずのそれは、

足元に積もっていた雪を溶かし、スカジが顔をしかめる


「ごめんなスカジ、暑いだろ、でも、威力が弱くならないよう、うまく合わせてくれよ?」


ゴーレムを下がらせ、壁がなくなったことで濁流のように魔物が押し寄せてくる


「ただの、付与をかけた一振りに名前をつけるのもあれだけど、一応イメージが大事だからな、

”灼熱の番人スルト”...少々名前負けな技かもしれないが、現状の最大火力だ!」


世界を貫くように、棍棒を突き出し

バチッバチバチバチッ!ゴッッッ!!!!と炎が燃え上がり、爆音とともに突き進んでいく


スカジは俺の炎が到着する前に魔物たちを一気に冷やし、雪を消す

急激な温度の変化に、硬い敵も砕け


ミーミルは、魔狼になったことで手に入れた風の力で敵をまとめつつ、炎を強く、大きくしていく


...はっきり言って、過剰な火力だった。

思いの外、二人がうまく合わせてくれて、火力が弱まることはなく、

逆に相乗効果が発揮されている。

オレンジ色の炎ではなく、一部、白や、薄い青紫色など、色とりどりの炎が見える


「ちょっ、何やってるんですか?!過剰すぎますよ!!

あれ、このまま金の山にぶつかったら、こっちにまで反動来ますよ。”土よ””堅牢な””避難所”」


爺が魔術で地面に穴を開け、中に避難するように呼びかける


「口を開けて、手で耳を塞いでください!”土よ””隔てよ””安全地帯”」


中に入ると、入口が閉まり、爆発が来る際の行動を指示される


30秒ほどたっただろうか、爆発音が聞こえ、2,3秒耳が聞こえなくなった


外に出て辺りを見回すと...

「こりゃすごい、金の山が溶けてそこら中に飛び散ってますよ」


...不安と決意から、全力での攻撃に至ったわけだが、案外、自分が思っているより、自分は強いのではと思えてきたのだから不思議だ

__________________________

野崎 優心 レベル48

種族:人間

称号:「テイマー」「ゴーレムマスター」「傲慢候補75位」

魔力:49707+(34563)

生命力:6774

筋力:277

知力:380

器用:143

瞬発力:114

スキル

「テイム」レベル2ー(テイム可能数、2/3)

「解体」レベル10

「棒術」レベル6

「クリエイトゴーレム」

「初等魔術」レベル3

従魔

魔狼『ミーミル』レベル43

中位精霊『スカジ』レベル46

従属

プライムゴーレム×12(ボディー喪失)

ゴーレム×144(ボディー喪失)

クソジジイ(仮)

__________________________

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tips

魔術的、呪術的な契約を交わした場合、事前に罰則を定めていたとしても、ある程度はふさわしい罰になるように調整がかかる

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