5話 ダンジョン作成
『なら武器にするとして、このランダムは何だ?』
ーー武具にはレア度とレベルがあります。レア度は、無価値、一般級、希少級、高等級、事詩級、逸話級、準伝説級、伝説級、準神話級、神話級、不明、があり、その中でも強さは上下しますーー
ーーレベルはその武具がどんな相手とどのような戦いをしたかが経験値として蓄積し、レベルが上がると、切れ味が増したり、意思を持つようになりますーー
ーー価値の判断基準はレア度、レベル、の順に優先されやすく、価値が高いほど消費DPは大きくなりますーー
ーーそしてランダムは武具の種類、レア度、レベルがランダムに宝箱の中に新品状態で設置されます。無価値が30%、一般級50%、希少級15%、高等級4%、事詩級0.45%、逸話級0.45%、準伝説級0.02%、伝説級0.01%、準神話級0.01%、神話級0.01%、不明0.05%です。ですがアイテムは高級以下は生成ですが、それより上は召喚になるため数が限定されていますーー
『一回出たらもうでないということか?』
ーー双剣として作られている剣や、暗殺者が使うような投擲用のナイフなど同じものが複数ある場合がありますーー
『じゃあランダム2つ試しに設置しよう』
『2つのうち片方は餌にするとして、もう1つは俺用の武器にしよう』
ーーランダム宝箱を設置しますーー
宝箱からは和弓が出てきた。
『コレのレア度はどれぐらいだ?』
ーー高等級、上位、になりますーー
悪くはないかな?
『そういえば、鬼はどうなったんだ?』
ーー鬼とはマスターが私に触れた際、近くにいた魔物のことですか?ダンジョン生成のこの空間は2週間経過するまで外敵は侵入できません。そのため鬼は私のあった場所を攻撃し、無駄だと悟ったのか外へ行きましたーー
『2週間か…。通路と簡単な罠はコボルトに任せるとして、ランダム宝箱といくつかの一般武具を囮に使う。そうすると......何をするべきだ?』
ーー魔術または魔法を習得することを推奨しますーー
ーー魔法は、魔力を使って自然現象を操る力のことを指します。魔術は、魔法の一種で、術式を組んで安定した効果を得る技術です。ーー
ーー魔法は自由に発動できますが、消費魔力が多く、想像できないものは扱えません。魔術は、呪文や陣を使って魔力を抑えつつ、計算通りの効果を出せますが、戦闘で使うには軌道や威力を瞬時に計算する必要がありますーー
閑話 一方その頃日本は…
薄暗い路地を酔っ払った中年男性がふらつきながら歩いている。
ドカッ「ヒック、お前どこ見て歩いてるんだ!危ないだろ!」
「…」
男は人にぶつかり、怒鳴ったが、あいてからは返事がない
「おい!無視すんなよ!」
そう言い、男は相手に近づこうとした。しかし男は一歩前へ踏み出した時に違和感に気づいた
ピチャッ
「うん?今日は一日中晴れていたはずだよな?」
男は足下を確認した、それは辺が少し暗くてもすぐわかった。赤黒く、鉄くさい、血だった。血はさっきぶつかった相手の方から流れており、そいつは微動だにしない、死んでいるのだろう
「ヒッ!」
男の酔いは完全に覚めた
「きゅ、救急車?それとも警察?と、とりあえず、どっちも呼べばいいか」
男の判断は通常なら正しい判断だったかもしれない…しかし、ここで立ち止まって電話をかける。この時間に逃げていればと、この後、男は後悔する。
『geheeee!』
男は後ろから右肩を刺された。
「ぐふっ!ぎゃああああ!」
振り返ると緑色の肌で醜い、小さい人型の何かがいた。
男は悟った。あっこれ話し合い出来ないやつだ、と
当たり前だ、いきなり刺してくるそれも人間かもわからない奴相手に話し合おうとかバカの言うことだ。逃げれるか?殺そうとしてくるやつに襲われたらそう思案すべきだ。状況を把握して、相手を刺激しないよう、ゆっくり逃げ道を確保する、それが最善。しかし、痛みと恐怖の中でそんな冷静に対処できる人は少なく、例に漏れずこの男も何も考えず走り出した。絶叫しながら
「う!うわぁーー!」
足はもたれ、刺された腹は痛く、何度も転びそうになりながら男は走った。でも、悲しきかな、相手は1人
ではなかったようだ。
『gugyaaa!』×10
囲まれてしまい、絶体絶命、普通気絶したり、命乞いしたり、発狂したりしそうな場面。
しかし!男は勇敢なるものだった。男は…
"プルルルル、プルルルル、ガッチャ"
「こちら通信司令センター、事件ですか?事故ですか?」
110番通報したのだ、相手が人間なら、止めるために殺されるかもしれない、化け物ならコレを隙と見て、襲われるかもしれない、それでも、目の前の怪物のことを早く世間に知らせなくてはと、命かえりみずの行動だった。
「ハァ、ハァ……た、助けてくれ!化け物がいる!緑色の人型の……!」
「イタズラ通報は困ります。冷静に状況を――」
『GEEEE!!』
「ぐ、あぁぁぁッ!」
「――もしもし!?大丈夫ですか!?」
『giee!』パリンッ!ツー、ツー、ツー
「もしもし?もしもし?!」




