34話
レベルが上って、装備も充実して、あの大技さえ出されなければもしかしたら勝てるんじゃないかと
淡い期待をしていたサッル氏カワイソス
「「炎翔」「風よけ」っく!ウサギ(獲物)を追いかけるのに使っていた技で、
脱兎のように逃げる羽目になるとは...」
『おい!それが全力疾走か?』
「バケモノめ!亜音速だぞ?」
『戦闘機より遅いじゃないか、一般的な飛行機ぐらいか?これならまだ、常識の範疇だろ』
「俺は、装備の力を使っているが、どう見てもお前は何も使っていないだろ?!」
『なるほど...これで関東の最強を名乗れるのか...わかった、
これから、覚醒者の強さの基準はお前にしておこう。その程度でも、
実際レベルの中では強いということだろうしな』
「は?」ブシャッ ヒュ~ーーー
『...ステータス』
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名前「天霧 頼光」レベル 37
種族:郡霊
称号:「ダンジョンマスター」「修練者」「過ツ者」「魔者」
魔力:1945
生命力:148929
筋力:298
知力:109
器用:193
瞬発力:222
スキル
「練氣」レベル8
「魔術」レベル4
「鬼功」レベル9
「弓術」レベル2
「占術」レベル1
「身体強化」new 「硬化」new
「縮地」new 「峰打」new 「金剛体」new
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『37...あと63レベルか』
果てしなく遠いような気もする
しかし、1年だ
1年以内に届かす...そしてあいつを消滅させてやる
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10分のドッグファイトの後、連合会長の秘書だと思う女の前に戻る
『伏魔殿まで案内しろ』
「...場所は我々も把握していませんが、おそらく、旧奥多摩市付近にあると予想しています」
俺が戻ってきている時点で、勝敗と言うか、結果は明らかだったため、無駄な問答はいらない
説明をほしそうにこちらを見つめてくる女を無視してその場を離れる
『奥多摩市か...何があった場所だった?』
コアの返事は返って来ない
今までも独り言のようだったが、本当に独りになっていることに氣がぶれ、そしてまた集中し直す...
これを何度か繰り返し、
旧奥多摩市、到着
『『『『『『『『『ぶぎぃ?』』』』』』』』』
と、同時に、鉄フル装備オークの群に遭遇
『『『『『『『『ケーーーーー!』』』』』』』』
翼が2対ある大鴉の群合流
『ギャギャああああーーー!』
禍々しい魔剣のような物を持ったゴブリン
『『『『『『ヴォヴォオオオ!』』』』』』
変色し、異形の形になっている精霊種
『『『『『ア゛ー』』』』』
ゾンビの群が合流した
『まさに魔境だな』
隣は最弱の関東地域だと言うのに、それに不釣り合いなほど強力な魔物
しかし、理由はなんとなくわかる
伏魔殿とかいうところから上等な装備が大量にもたらされたことで
魔物同士の争いが激しくなり、蠱毒のような状況になったのだろう
『平均24レベル程度か、だがまあ、俺達魔物にはレベルで推し量れない生物としての強さがある。
お前らを全滅させたら、40レベルに届くだろうか...』
『こい、和弓”三足鳥”』
空間魔術で、和弓を取り出し、真名を呼び真の力を引き出す
和弓の見た目が黒く、モヤのようなものを出しながら矢を形成する
『”風よ””矢と成り””心の臓を””我が手中に治めよ”』ビュンッ
一射...たった一本の矢は、十の矢に分かれ、心臓をえぐった後、
そこにできた新しい矢を頼光のもとへと運んでいった
今死んだのは、比較的防御の薄いゴブリンたち、
『”炎よ””矢に宿り””燃やし尽くせ”』ビュンッ、ゴッ!
次に死んだのはゾンビたち、燃えて、塵になり、消えてゆく...
『”風よ””矢を””我が手に”』ビュ〜ー!ガラガラガラッ
最初は魔術で矢を作り、その矢で射抜いたものの魂を、和弓の力で矢に変え、魔術で回収する
その矢で次の獲物を射抜き、増えた矢で更に殺し、回収する
消滅する矢もあるが、増える方が多く、近いものから死んでいく...
飛び道具や、素早い者は避け、攻撃に転じようとするが...
『ギャギャギャッ!』 『ギャー!』 グリュッグチュッ、グチャッ!
『『『カァーー!』』』バキッ、ズバッズバッ!ズドン!!
簡単に避けられ、叩き潰され、落とされた
ゴブリンを一体殺すのに0.5発、カラスを殺すのに1発、
精霊を殺すのに1.2発、オークを殺すのに2発必要だったが、近接は等しく一撃のもと沈めていった
ワンサイドゲーム、ただの虐殺であった
そもそも、コイツラは、季武の生み出していたおもちゃの魔物にも劣る力しか持っていなかったのだから
この狩りは、1時間以上、辺りに生きている者が見えなくなるまで続いき、
1000を超える魔物を、和弓で、拳で殺し尽くした末、レベルは41になっていた
その上、新しいスキル「不動」を獲得し、「身体強化」と「弓術」のレベルが
「身体強化」レベル3、「弓術」レベル4に上がった
『ふう...コイツラがつけていた装備は、いらないな
さっさと伏魔殿とやらを探し出してやる』
サーチ・アンド・デストロイ
目に写った魔物はすべて殺し、なんなら、建物も壊して見晴らしを良くした
かれこれ探し回って6時間半、旧奥多摩市は、隅々まで探したが、見つからなかった
もう、夜になるので、一度最初に降りたところまで戻ることにする...
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でっかい社を見つけた
柱から何まで、大きく、まるで巨人でも済んでいるのかと思う大きさだ
『こんな物を見逃すはずがない...というか、こいつ動いているじゃないか』
いくら探しても見つからないわけだ
一度探した場所をもう一度なんて考えなかったからな
しかし、動いていることに気づいてからわかったが、こいつ、建物自体が魔物だ
入口は十中八九罠、魔物だと気づかずに中に入ったら、消化せれて死んでしまうということか...
『まあ、武器だけじゃなくて、経験値も手に入るなら好都合だ』
『”晴天落華””黒の宇宙”』
「晴天落華」、猿どもにむけて放った固有魔術だが、
下の句に入れる宇宙の色によって、属性と、効果が変わる術式である
前回使った赤が、火属性で、偽物だが、太陽が落ちるという効果をしていた
そして、黒の宇宙は...
『”浮遊””自由””無効化”』
俺は浮遊の魔術により、この術を無効化している
そう、この宇宙は、地球平面説をこの、狭い範囲内にのみ適応することで、
実際に働いている重力と、平面説内での重力を2倍に、
そして、2つの理論が接することでできる矛盾をすべて相手に押し付ける
この魔術に囚われたものは、世界の中心以外で平衡を失い、
この魔術の有効範囲は、縦に長いので、空から、宇宙ゴミ、スペースデブリなどが隕石として
降り注ぐ効果がある
さらに、重力の法則が歪めば、光の反射にも影響を及ぼし、
範囲内を黒く、暗く、まるで宇宙の中にいるような錯覚を覚えさせる
その様子は、外から見たら、宇宙がチューリップになって落ちてきたかのように幻想的で、
中から見たら、この世の終わりを思わせるほど、絶望的だ
レベルが高いだけで狙われる司くんも可哀想かと聞かれたら、あくどいこともしてのレベルがだから
自業自得よ...戦闘描写すら無く、ハルバードも使わずに死んでしまえ!
赤は炎、黒は重力ってことやなどの色がどの属性か、忘れないようにしないと___φ(。_。*)メモメモ
tips
悪魔の魔界、天使の天界、神の神域、龍の龍脈、竜の迷宮、精霊の精霊界、死者の冥界、それ以外の異世界
すべて激変前から存在し、すべて現世への介入が不可能だった。
ただ、帰れなかったもの、そもそも現世で生まれたものは、少数現世にもいた




