30話
40epで30話目って...逆に覚えやすいか?
でもどうせ間話でずれるから意味ないけど...
『がああ!がああ...ぐるルルル』
『バケモノめ...』
『ピューールルル、ケーー!』『バウバウ!』『クゥイーン!ブルルル』
『すごいな...まるで動物園じゃないか。おっきな犬、喋る猿、電気バチバチさせる小鳥に、
周りに水を浮かせてその中を泳ぐヒレを持った馬...ケルピー
なり的に、猿がマスターだよな?』
『『『『...』』』』
『黙ってちゃわからないでしょ、さあ、はーやーく』
『なぜ、なぜ儂らを攻撃する。このダンジョンは相当量の宝箱を出しているはず...
残しておいたほうが貴様ら人類にとって...』
『あ〜、違う違う。前提からして違うんだよ。
俺が欲しいのはな...ダンジョンコアなんだよ』
『っ...はて?ダンジョンは儂が生み出したもの、コアなんてものは...』
『いや、あるでしょ。俺もマスターだから知ってるし』
『...は?』
あっ、フリーズしちゃった
ドッカーン! 『キューーーン』
『?!やめろーーー!』
シュッ っガシ、 グルッ ズドンッ
鳥を殺して正気に戻してあげたら、右ストレートがとんできたから掴んで投げた
『話の途中だろう、遮るなよ』
『トキを殺しておいて何を言う』
『お前がぼー、としているから起こしてあげたんだ。感謝はしなくていいぞ』
『誰が...、ふざけているのか!』
『質問なんだけどさ、...なんで魔物同士が争わないような配置にしているんだ?』
『いきなりなんだ?!』
『気になったから聞いているんだよ』
『.........仲間同士、魔物たちは助け合うべきだ。自然と違い、他者を喰らわずに生きられるなら
そういった争いは無いようにするべきだ。』
『べき、ねえ...じゃあさ、さっきの部屋のボスはなんだったんだ?助け合う’べき’なんだろう?』
随分ご立派な思想を持っているマスターだな
今のところ、言っていることは本心だ、氣は揺らいでいない
『’あれ’は仲間ではない。他のユニークモンスターは儂の考えに賛同してくれたが、
戦いこそが己の根幹などと言い、守るべき仲間を大量に殺したのだ。
だから、戦うだけの人形にしてやっただけのこと』
『そうか...、ふ、ふふふ、ふは、ふはは、ふははははははは!』
あ〜、わかった
こいつは、偽善では無い
人間に似た価値観をもち、正義の心のままに行動しているのだろう
その独善で、
俺に似た価値観を持つあいつの尊厳を踏みにじった
『”晴天落華””赤色の宇宙”』
「魔術」のスキルレベルが上がることでできるようになった固有魔術、それは
なんどもなんども同じ情景、反応を想像して、
その言葉を聞けば、同じものを想像できるようイメージを刷り込むことで
固有の魔術にするものだ
ダンジョン最下層、環境が設定されておらず、ただの洞窟だったはずの場所に
”空”が出来ていた
”空”から”日”が落ちていた
”空”そのもののような”太陽”が...
地に堕ち、華ひらく
息を呑むほどに美しい光景
その光景は、あまりにも...あまりにも残虐だった
元から高い炎への耐性を持っているか、強力な防御手段を持っているか、レベルが十分に高いか
それともそれらすべてを持っていなければ死を免れない
生き残りは...二人、
『あ、ああ...ああああああああああああああああああ!』
『さて、ダンジョンコアはどこだ?』
『誰が...誰が貴様などにぃ゙...』
『はあ、学ばないな...たしかに俺は今、俺とお前を覗く16階層にいる魔物を殺した。
お前が大切にしていた仲間家族を、だ。
刺し違えてでも殺したい、少なくとも俺の思い通りにはさせたくない...そんなことを考えているだろう
しかしだ、残っているじゃないか、お前の守りたい仲間は、
1から14階層までの魔物はかなり残してある。さて...どうしようか?』
『はあ、はあ、はあ、はあ.........スー、ハー、...やめて、下さい...お願いします』バッ
『ぷっ、ぷはははははは!土下座なんて知ってんのか!猿のくせに?』
『教えます。教えますから、皆の命の保証がほしい』
『保証?保証っても何か...そうだ、魔術で契約してやるよ。
”俺はダンジョンコアの正確な場所を教えてもらえたらもうこのダンジョンに所属していた魔物を殺しはしない”これでいいだろ?もし、約束を破ったら罰を受けることになるからさ』
『...コアは隠し部屋に隠している。隠し部屋の場所は、
さっきの攻撃で剥き出しになっているだろう白いタイルの右から二番目を外せばいい』
『そういえば、封印を外してからナビの声が聞こえないな...どうしたんだ?』
うーん、1つだけ封印を解いたときは普通に喋れていたから、
コアのほうが処理追いつかなくてナビを回収したか?
一人ブツブツ喋っている天霧を不審に思いつつ、
俵のように担がれている猿は死んでいった仲間たちに心のなかで謝罪を繰り返していた




