間話 他の場所でも...3
あたらしく獲得したスキル「人型素材加工」の効果は3つだ
一つ、その名の通り人型の対象から取れた素材を加工することに補正がかかること
二つ、加工してできたアイテムに対して素材となった対象の怨念によって呪い装備になる可能性があること
三つ、スキルレベル上昇に伴って派生スキルが解放されること
ただ、スキルのレベルとアイテムの完成度が低すぎるせいか、今回作ったアイテムの品質は最低で、
呪いの装備になることもなかった
まあ、呪いの装備を作りたいなら怨念が必要だし、感情を持っているやつの死体でないといけない...
つまり人間を素材に使えということなんだろう
ゴブリンたちと人間の素材の違いは結構わかりやすい
変身してない状態でも人間に襲われるのは勘弁してほしい
「魔石を使えばなんとかなる可能性は無いのだろうか...」
実は素材を加工している最中に皮の下に置いていた魔石に気が付かず、踏み砕いてしまったのだが、
その後その皮を持った状態で変身して、近づいてきていたゴブリンをやり過ごした際に、
皮は人間の皮の見た目に変化していた
違う皮で実験してみても人間の皮に変化したのは魔石の粉が付着している皮のみだった
手持ちの魔石はその時すべて砕けてしまったため、砕かなくても同じ効果を出せるのかとか他の効果は無いのかとかの実験はできなかったが、もしかしたら魔石をうまく使えば骨格から何から違う魔物にも側だけは変身出来るかも知れない
「インターネットが使えないのが残念だ...
ファンタジー作品の中に参考になるものがあったかも知れないのに」
そう呟きながら荷物を回収して他の場所に移ろうと振り向いた
『きゅ?』
深呼吸して、目に隈がないか鏡を見て、もう一度振り向く
『きゅきゅ?』
目をこすりながら三度目の正直
『きゅきゅきゅ?』
夢でも見間違えでもない
例の皮が謎にデフォルメされてくりくりとしたゴブリンの目を付けてこちらを覗き込んでいる
敵...ではなさそうだ。敵意を感じない
なにが起きたんだ?
「ステータス」
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名前「東雲 天真」レベル3
種族:人間
称号:「暗殺者」
魔力:77
生命力:73
筋力:8
知力:7
器用:9
瞬発力:3
スキル
「百面相」
自分の姿を他の生き物に擬態させられる。(あまりに元の姿とかけ離れていると死亡する確率有)
「人型素材加工」
従魔
ミミック『デュナミス』Lv0
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Log:天文学的確率!超低確率のスキルのシナジー発動!
ゴブリンの皮が百面相と人型素材加工のシナジーによって魔物になりました
:天文学的確率!超低確率で誕生するユニークモンスターになりました
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...はあ?!
「従魔って...お前は味方ということでいいのか?」
『きゅ!』
かわいいい!
ゴブリンの皮で出来たやつとは信じられないほどに仕草があざとい
非現実的な状況のせいで頭おかしくなっているから友好的な相手を最大限美化して見えているというのはあるかも知れない、
だが、コイツ自身、できるだけ好かれようとしているのが見て取れる
ゴブリンの皮そのままの見た目じゃなく、丸くなってグロテスクな方の面を見せないようにしているし、
俺の言葉に反応して体を動かしている
「名前はデュミナスっていうのか、よろしくな」
『きゅきゅ!』
デュミナス考えた時はミミッキュイメージしたけど、皮がゴブリンだったから顔はくっついていないです
デフォルメして見えるのは東雲が言っているように美化した結果なので赤の他人からは冒涜的な見た目です
実物はボコボコした皮が丸まって、その上ににギョロギョロと目玉がくっついています
デュミナスが嫌われないように気を使っているのはそうですが...
主人公がダンマスなのになんで間話で登場している2人も従魔を手に入れているかって?
1人で好き勝手できるのは最強だけなんだよ!
tips・人類が到達不可能な深海にもダンジョンは存在する
・少し前までダンジョンはミノタウロスの迷宮しか存在しなかった、そしてそのミノタウロスの迷宮は活動を停止していた
・世界の在りようの変化は1人の願いであり、現実から逃れたい多くの者の願いでもある




