表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/65

16話 抗う

side 山田太郎


くそっ!

ゴブリンは軽く蹴り飛ばせる雑魚であれよ!


「太郎兄ちゃん、太郎兄ちゃんは強いんでしょ。悪者なんてやっつけちゃってよ」

「普段は本気を出したら勝てるんでしょ?早く倒してよ〜」

「さっき話してくれた必殺技で倒してよ」


ガキどもが群がってくる。

邪魔だな!俺が逃げられないだろ


「うるせえ!んなわけねえだろ!さっき話したのは作り話、フィクション!

これからレベルアップして無双する主人公になるんだよ。

未来の主人公が死んだらどうするんだよ!道を開けろ」


ガキにいい顔してると警察からの印象がよかったから適当に相手してやっただけなのに

馴れ馴れしく接してきやがって...


車で逃げようとした奴らは原型をとどまらないほどにぐちゃぐちゃに一撃で潰されていた


こういう強敵はボスとかに回せよ、なに雑魚敵として出てきちゃってんの?

上への階段は人で溢れかえっていて、待っている間に奴らが来ちまう


ロッカーは奪い合いになっているが、隠れきれるとは思えない


「ステータス」

_______________________________________________

名前「山田 太郎」レベル0

種族:人間

称号:なし

魔力:29

生命力:45

筋力:3

知力:4

器用:3

瞬発力:2

スキル

「肥満」

_______________________________________________

「肥満」は食べて得たエネルギーの余剰分を脂肪として蓄え、トイレにいかなくて済むというゴミスキル


でも、大体のラノベではゴミスキルで追放された主人公はとんでもスキルを覚醒させて最強になるもの、

いずれ強くなるからと思っていたが、今すぐ覚醒しろ!


今!覚醒しないと命がやばいんだよ!


レベルを上げるには、魔物を倒したり...に、人間を殺したり...

フヒッ、そうだ!人間を殺してもこういうのはレベルが上がるんだ!


少しぽっちゃりしていて、運動が苦手な僕でも勝てる相手...

なんだ、大量にいるじゃないか


俺はもう29歳、小学生のガキに負けることはない


フヒッ、フヒヒヒッ、俺は主人公なんだ

みんなの犠牲を無駄にはしないよ、俺の糧となる喜びを噛みしめるんだよ


椅子を持ち上げ、ガキどものいた方へ戻る


小学生用の椅子は小さく、ちょうどいい重量をしている


若い女性の先生が来ており、泣いている子を慰めている

きっと彼女がヒロインなんだろう


あぁ、やはり俺が主人公なんだ。

そうじゃなきゃこんな俺好みの女が都合よくこんな場所にいるわけがない

そう考えていると、自然と笑顔になってしまう。


それに彼女の前で子どもたちを殺すなんて第一印象が悪すぎる。

子供を殺すのはゴブリンなんだ

俺は子供がゴブリンに殺されて傷心中の彼女を慰めて、そんな俺の優しさに惚れるんだ

 

そうなるんだ


となると、一旦彼女を引き離さないとな...


「ねえねえ、そこの君」


「なあに、おっちゃん?」


おっちゃん?!まだ、30いってないっての、

おっといけない、笑顔笑顔、

笑ってるやつが一番強いんだから


「たぶん君だと思うんだけど、150cmぐらいの坊主の子、他にそうっぽい子居ないし、

君であってるぽいかな?君のお友だちって言う子が向こうで君を探してるよ」


「そうなの?!じゃあ、まだ見かけていない同じ野球チームのやつかも!」


そういって少年は疑いもなく走っていった、魔物のいるであろう方向へ


「あの、こちらの学校の先生ですか?坊主頭の子があっちの方へ1人で離れていってましたよ」


「えっ!本当ですか?けんごくーん、いなーい?ホントに居ない。すいませんありがとうございます。みんな、ちょっと待っててね」


そういうと俺の指さした、けんごという少年がいった方とは違う、安全な方へと走っていった。


ちゃんと姿が見えなくなったのを確認してから椅子を持ち上げ、

全体重を載せて振り下ろした。


結構な反発力があり、少し手の皮がむけてしまったじゃないか


散らばってしまう前に次の標的に今度は横薙ぎに振り回した

複数人にあたり、倒れたので近くに居た子から俺の経験値になる栄誉を賜われる


3,4人、人のいる方へ逃げていったがそれ以外はモンスターのいる方、

大人は自分が助かりたいから俺が人殺しをしていると知っても俺の方へ来て子どもたちを助ける余裕なんて無いはずだ。


1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、


ここで一度手を止めてステータスを見てみた

「ステータス」

_______________________________________________

名前「山田 太郎」レベル4

種族:人間

称号:「同族殺し」「格下殺し」

魔力:38

生命力:54

筋力:7

知力:4

器用:4

瞬発力:4

スキル

「肥満」

_______________________________________________

称号が追加されているが能力の上昇率が聞いていたより圧倒的に低い


やっぱりレベルアップのときにどのようなことをしたかで変わるみたいだな


今みたいに自分より弱いやつを殺し続けても強くなれない...

それどころか「格下殺し」自分より低レベルに攻撃時補正、高レベルから受けるダメージ上昇、低レベルを倒したときの所得経験値低下、というクソ称号が付けられる


それでも今は少しでも強さが必要なんだ

10つ、11つ、12つ、13つ、14つ、15つ、16つ、17つ、18つ、19つ、20つ


_______________________________________________

名前「山田 太郎」レベル6

種族:人間

称号:「同族殺し」「格下殺し」「殺人鬼」

魔力:49

生命力:65

筋力:8

知力:5

器用:4

瞬発力:5

スキル

「肥満」

「人殺し」

_______________________________________________

「人殺し」(ヒューマンキラー)人間への特攻を得る

レベル2程度なら結界を破れると書きましたが、あくまで頼光の基準は自分のレベル2の時の能力と昴と和倉の能力なので、ある程度質の良いレベルアップならパンチの威力が車並みになると思っています。

後々、安全が確保されている状況でスライムばかり狩ってレベルを上げた人とかは山田太郎のような緩やかな能力値上昇になります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ