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間話2

ミーミルが仲間になったから戦力面ではひとまず大丈夫だろう。

狼が最弱だとしても少なくとも同じ狼を狩ることぐらいできる。


不意打ちさえしてしまえば

多少の力の差なら埋められる。


幸いにも、狼なので鼻は効くし、耳も良い。

それにさっき最弱と仮定して話したが、

ネットを見る限り、一対一ならゴブリンやスケルトン、コボルトよりミーミルの方が強い。


もちろん、数や武器によって力関係は変動するだろうが、そこはあまり重要ではない。


力で負けないのなら、テイムして数を揃えられる。


それじゃあ、狩りに行こう。


ミーミルとの戦闘ではレベルアップできなかったのか、それ用のスキルが必要なのかはわからないが、ステータスが見える可能性はまだあるから、

より強くなれる可能性もある。


こんな世界になったんだ、戦力はあるだけ困らないだろう。


家にあった3メートルほどのステンレスの物干し竿と、包丁、ヘルメット、ライター、発煙筒、水筒、ロープワイヤー、少量の食料を持って家を出る。


モンスターが溢れてからまだ2,3時間程度なのにそこらじゅうに車が乗り捨ててあり、地面に赤いシミが見られる。


近所の人は逃げたか、殺されたかでもういなさそうだ。

なぜわかるかって?


そりゃあ、道路には、普通にゴブリンや狼が歩いているからな。

ミーミルに同族をやれるか聞き、力強い返事をもらい戦闘準備を始める。


奇襲を仕掛けるなら狼を仕留め切りたい。

ゴブリンからだと五感の鋭い狼に気づかれてしまう。

ミーミルに狼に紛れて誘導できるか聞いてみるが、テイムされた魔物は他の魔物にバレるのか、首を横に振る。


ならば餌で釣り出そうと、

ニクの残りを回収し、

火で少し炙って匂いを出す。

死角になる位置に移動して、

狼が来るのを待つ。


これまで誰も反撃という反撃をしてこなかったのか、

少し辺りを見回して誰もいないと分かったら大した警戒もせずニクに近づく。

狼がニクに食らいつき始めた瞬間、

ミーミルが飛び出した。


それに合わせて俺も走り出し、

物干し竿を振りかぶる。

包丁にしなかったのは、ろくに戦ったことのない俺では、

刃物をまともに扱える自信がなく、

リーチが欲しかったからだ。


物干し竿は狼の左前足に当たり、

多分骨を折った。


怯んだ隙にミーミルが喉元に噛みつき、

声が出る前に殺せた。


吠えられたら、奇襲の意味がなくなるところだったからな。


これで、

今見える範囲にはゴブリン6体、

物陰に隠れている奴がいるかもしれないが、

棍棒程度しか持っていないゴブならいけると思う。


一体ぐらいテイム…はいいか。

臭そうだし、頭悪そうだし、

とりあえずもう一度ステータスが出るのか確かめてみよう。


「ステータス」


_________________________________

名前「野崎 優心」 レベル1

種族:人間

称号:「テイマー」「傲慢候補」

魔力:110

生命力:26

筋力:6

知力:7

器用:4

瞬発力:6

スキル

「テイム」レベル1

従魔

狼『ミーミル』レベル2


ミーミル レベル2

種族:狼

魔力:40

生命力:100

筋力:8

知力:4

器用:2

瞬発力:8

スキル

「噛みつき」レベル2

_________________________________

出ない…

まだレベルアップできなかったのか、やはりそれ用のスキルが必要なのか…。

その後特に問題なくゴブリンを倒せた。


戦闘後、

レベルアップがあったのか調べるためにブロック塀を殴って見ると、

驚いたことに少し欠けさせることができた。


ステータスが見えないのは残念だが、

レベルアップがあることがわかっただけでも収穫はあったな。


周りの家の食料を集めて今日は帰還した。

_________________________________

ステータス

野崎 優心 レベル3

魔力:123

生命力:34

筋力:9

知力:8

器用:5

瞬発力:7


ミーミル レベル3

魔力:48

生命力:141

筋力:12

知力:6

器用:2

瞬発力:12

スキル:「噛みつき」レベル3

_________________________________

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